日本のビジネスシステム

その原理と革新

有斐閣
加護野忠男　山田幸三　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2016年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784641164918

内容情報

[BOOKデータベースより]

第一人者が集結。基礎的な理解から、今後の展開につながる新たな視点まで、時代や産業を問わず取り上げた豊富な事例によってビジネスシステム論の広がりを感じ取り、その設計のための叡智を学び取れる一冊。

ビジネスシステムの視点
第１部　日本企業の再生と成長を支えたビジネスシステム（コーポレート・スピンオフ―子が親を超える事業展開；長期的関係による信頼構築―自動車部品の系列取引システム；新たな協業の形―境界を越えていく自動車開発；取引制度の中核―総合商社・伊藤忠商事の誕生；製造と販売の統合と協働―ＪＩＴ、ＳＰＡ、ＣＶＳの設計思想）
第２部　地場産業・伝統産業のビジネスシステム（連携のネットワーク―仲間型取引ネットワークと起業家；長寿企業の家族的経営の力―金剛組の超長期存続の叡智；経営と技能伝承のビジネスシステム―彦根仏壇産業の制度的叡智；集積のなかでの切磋琢磨―競争が支える協働と工程別分業）
第３部　先駆的なビジネスシステム（制度的独立を通じたビジネスシステム改革―積水ハウスのスピンオフ；複合的な競争における協同―ビジネスシステムの設計思想再考；マネびと学び―創造的模倣と日本的応用力；社会問題の解決システム―社会企業家と問題解決コミュニティ）
ビジネスシステムの日本的叡知

[日販商品データベースより]

日本の産業社会が生み出し育んできた，企業内および企業間協働の制度的枠組みは，どのように設計され，どのように競争を左右しているか。顧客からは見えないビジネスの仕組みには，どのような叡智が詰まっているのだろうか。代表的な例を俯瞰しつつ考える。