[BOOKデータベースより]
“厳罰化”が進められ、被害者側の権利も拡大してきた少年法。しかし、まだ殺人事件の遺族が納得できるレベルではない。また、民事裁判で損害賠償が認められても、履行を強進する術はなく、加害者の“逃げ得”にあうことも多い。少年によって我が子の命を奪われた被害者遺族たちは、どうすれば“救われる”のか、何を望んでいるのか―。長年にわたる遺族への取材を通じ、ほとんど知られることがなかった少年審判の実態、「謝罪と贖罪」の現実に迫る。
第1章 短すぎる「不定期刑」の罪(「川崎中一男子生徒殺害事件」の現場;息子が最後に見た風景 ほか)
第2章 殺人を犯した少年が再び犯行に及んだわけ(再び事件を起こした元殺人犯;人を殺しても重罪には問われないという不条理 ほか)
第3章 「贖罪」に終わりはない(前触れもなく「謝罪」にあらわれた加害者;眼球が飛び出るほどの激しいリンチ ほか)
第4章 「賠償」の意味を考える(些細な理由で始まった集団リンチ;「あなたたちの息子がやったことを、目に焼き付けておきなさい」 ほか)
第5章 少年法と実名報道(「人を殺してみたい」という衝動が止まらない;前兆は、すべて見過ごされた ほか)
少年によって我が子の命を奪われた被害者遺族たちは、どうすれば“救われる”のか、何を望んでいるのか。遺族への取材を通じ、ほとんど知られることがなかった少年審判の実態、「謝罪と贖罪」の現実に迫る。
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