[BOOKデータベースより]
不正を追及しようとしてプーチンの敵となった米国人ビジネスマンの、命がけの闘い!
好ましからざる人物
共産主義の家族に反抗するには
チップとウィンスロップ
「寒い夜に温めてくれる女性をご用意できます」
不渡りの小切手
ムルマンスクのトロール船団
ラ・レオポルダ
グリーンエイカーズ
ダボスの床で眠る
優先株〔ほか〕
ロシアで投資ファンド会社を経営していた著者は、ロシア企業の不透明な経営実態を暴こうとするが、プーチンに目をつけられる。追い詰められ、全てを失いかけた著者が、巨大な権力の中枢を相手に闘った真実の記録。
「プーチン政権において、いかに腐敗が横行し、不正が見過ごされているかを理解するために、またいかにして、一人の勇敢な男がプーチンに立ち向かったかを知るために、この本は絶対に読むべきだ」
ジョン・マケイン(アメリカ上院議員)
「ビル・ブラウダーは、ここ何年かで最も“敬愛すべき”クレムリンの敵になったけれど……それって、誇りに思うべきことよ!」
プッシー・ライオット(ロシアの女性パンク・ロックバンド)
「ひとりの平凡な男が巨悪と闘う……サスペンスの典型のような話だが、ここに書かれているのは全て実際に起きたことで、読まれるべきストーリーなんだ」
リー・チャイルド(小説家)
2005年11月13日、ロシアで投資ファンド会社を経営していたアメリカ人ビジネスマンの著者は、いつものように週末を家族の住むロンドンで過ごしたあと、飛行機でモスクワに戻った。空港のVIPラウンジで入国手続きを待っていると、その日に限って何時間経っても待たされたあげく、拘束者用の部屋に連れ込まれ、翌朝、ロンドンに強制送還される。ロシア企業の不正に気づき、調査・告発を続けた結果、著者がプーチンの怒りをかい、攻撃の対象となった瞬間だった。
市場経済へ移行期のロシアで、外国人として最も成功した投資家にのぼりつめ、その後、プーチンの敵となって、様々な陰謀に直面してきた著者がその恐怖と孤独な闘いをつぶさに語る。NYタイムズのベストセラー・リストにも入り、英米で話題をさらった迫真のノンフィクション。