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[BOOKデータベースより]
打算の政治を続ける日本と、まず理念ありきのアメリカ。歴史認識問題、沖縄基地問題、緊迫する東アジアなど複数のリスクが絡み、曲がりなりにも良好な関係を保ってきた日米関係は今危機にある。その根っこには何があるか。戦後日本に巣食う「反米」の正体を在米作家が読み解く。
第1章 オバマは安倍政権を見捨てたのか(アベノミクスがリベラルというパラドックス;リーマン・ショック脱出は日本経済がお手本 ほか)
第2章 「親米保守」の賞味期限(日米同盟を担い続けた「親米保守」;「ねじれ」の解説としての陰謀論 ほか)
第3章 凍りついたリベラルの「反米感情」(「反米リベラル」の特殊性とは何か?;感情論としての「反米リベラル」 ほか)
第4章 アメリカの「押しつけ」と「ラブコール」(沖縄問題という「ねじれ」;アメリカにとって「沖縄」が実務問題である理由 ほか)
第5章 日米同盟破綻、回避への道(ユニークな日米関係と「ねじれ」;日米関係に顕著な「疲労感」 ほか)
危機が幾度か叫ばれながらも、戦後70年間、日本にとって重要な国であり続けてきたアメリカ。そのアメリカが一貫してパートナーとしたのが日本の「親米保守」勢力だった。日本を「冷戦の盾」として位置づけるうえで、それは必然の選択だったのだ。しかし冷戦構造が崩れたいま、「親米保守」は一つの「ねじれ」として日米関係に影をおとしている。そしてアメリカ型金融資本主義やTPPを批判する「反米リベラル」もまた……。
打算の政治を続ける日本と、まず理念ありきのアメリカ。
歴史認識問題、沖縄基地問題、集団的自衛権、そして台頭する中国の存在など、
複数のリスクが絡み、大きなクライシスにさらされている日米関係。
戦後70年続く日米「ねじれ」の闇に在米作家が鋭く迫る。
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危機が幾度か叫ばれながらも、戦後60年間、日本にとって重要な国であり続けてきたアメリカ。そのアメリカが一貫してパートナーとしたのが日本の「親米保守」勢力だった。日本を「冷戦の盾」として位置づけるうえで、それは必然の選択だったのだ。しかし冷戦構造が決定的に崩れたいま、「親米保守」は一つの「ねじれ」として日米関係に影をおとしている。そして、アメリカ型金融資本主義やTPPを批判する「反米リベラル」もまた……。
打算の政治を続ける日本と、まず理念ありきのアメリカ。
歴史認識問題、沖縄基地問題、集団的自衛権、そして台頭する中国の存在など、
複数のリスクが絡み、日米関係は大きなクライシスにさらされている。
戦後60年の日米関係の歩みとすれ違いの軌跡、そしてこれからの道筋を、在米作家が鋭くラディカルに読み解く。