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[BOOKデータベースより]
14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学。住んだところは、イタリア、シリア、ポルトガル、アメリカ。旅した国は数知れず。ビンボーも挫折も経験し、山も谷も乗り越えて、地球のあちこちで生きてきた漫画家をつくったのは、たくさんの本と、旅と、出会いだった!古今東西の名著から知られざる傑作小説に漫画まで、著者が人生を共に歩んできた本を縦糸に、半生を横糸に綴る地球サイズの生き方指南!
第1章 野性の子(本の虫;「旅する主人公」になりたかった ほか)
第2章 ヴィオラ奏者の娘(審美眼を持つことの大切さは『暮らしの手帖』で教わった;他人の目に映る自分は ほか)
第3章 欧州ひとり旅(「自由に生きる」ってどういうこと?;十四歳のヨーロッパひとり旅 ほか)
第4章 留学(『フランダースの犬』暮らし;「ガレリア・ウブバ」の人びと ほか)
第5章 出会い(パゾリーニの洗礼;教養に経験を積ませる ほか)
第6章 SF愛(SFの国;超常現象に胸をときめかせた七〇年代 ほか)
第7章 出産(母になったのは;人生最悪の時だった ほか)
第8章 帰国後(一〇足のわらじ;移動して生きることえをデフォルトに ほか)
第9章 シリアにて(『千夜一夜物語』;シリアで暮らしてわかったこと ほか)
第10章 一九六〇年代(青春の作家・三島由紀夫;音楽喫茶「ウィーン」と雑誌『ビックリハウス』 ほか)
第11章 つながり(『思い出のマーニー』と母;ここではないどこかとつながる ほか)
第12章 現住所・地球(気持ち悪い果実;ネコ、サル、けもの ほか)
ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論!
14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした!
この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。
旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。
膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)。
「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」
「他人の目に映る自分は、自分ではない」
面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!
【編集担当からのおすすめ情報】
発売前の本書の原稿を読んだ人から、すごい反響が寄せられています。曰く、「『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんって、こんなに教養人だったの?」
「ヤマザキマリさんの半生自体が、漫画みたい!」などなど。「漫画になりそうな劇的な半生」と、「驚くほどの教養人」「心を揺さぶるような言葉の持ち主」といったイメージは、どれも私の想像をはるかに超えていました。ぜひ、本書でご確認ください。
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