- ファーマゲドン
-
安い肉の本当のコスト
Farmageddon.日経BP 日経BPマーケティング
フィリップ・リンベリー イザベル・オークショット 野中香方子- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2015年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784822250744
[BOOKデータベースより]
まるで工場のような家畜飼育、養殖、穀類・豆の単一栽培―。一見すると、安価な食料を効率的に大量生産する素晴らしい手段のように見える。しかし、現実はまったく逆だ。現代的集約農業は、公害をまき散らし、生態系を乱し、貧困層を拡大する。その先に待ち構えているのは、ファーマゲドン(農業がもたらすハルマゲドン)だ。
1 厳しい現実(カリフォルニア・ガールズ―これが未来か?;くちばしでつつく―ラベルに隠された真実)
2 自然(沈黙の春―農薬時代の始まり;野生生物―大いなる喪失;魚―農業が海洋資源を奪う;アニマルケア―獣医に何が起きたか)
3 健康(無数の抗生剤―公衆衛生上の脅威;太くなるウエスト―食品の質の低下)
4 汚物(豚みたいに幸せ―汚染の話;南部の苦しみ―工場式養鶏の出現)
5 縮みゆく惑星(土地―工場式農場がいかに多くの土地を必要とするか;水より濃い―枯れる川、湖、井戸;100ドルのハンバーガー―安い食物という錯覚)
6 未来のメニュー(遺伝子組み換え―人の食料とするか、工場式農場の餌とするか;中国―毛沢東の巨大畜産工場が実現;国王、庶民、そして企業―力のありか;新しい材料―食物について再考する;解決策―迫り来る食料危機をどう回避するか;消費者パワー―あなたにできること)
現代的集約農業は公害をまき散らし、生態系を乱し、貧困層を拡大する。その先に待ち構えているのは、「ファーマゲドン」だ。食料供給において利益を最優先した為に生じた結果を検証し、いかに行動すべきか提示する。
自分たちが日々口にしている肉、魚、野菜がどうやって作られているのか、本当に安全なのか…工業型農業が生み出す安い食料が人々の健康と環境を蝕んでいる実態に迫る。