- フラッシュ・ボーイズ
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10億分の1秒の男たち
Flash boys.文藝春秋
マイケル・ルイス(ノンフィクション作家) 渡会圭子 東江一紀- 価格
- 1,782円(本体1,650円+税)
- 発行年月
- 2014年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784163901411
[BOOKデータベースより]
二〇〇七年のある日、ウォールストリートの二軍カナダロイヤル銀行のブラッド・カツヤマは、さっきまで画面にあった売り注文が、買いのボタンを押すと、蜃気楼のように消えてしまうことに気がついた。その謎をとこうとパズルのピースをあわせて見えてきたのは、コンピュータ化された市場で常態化した巨大な八百長、ミリ秒、マイクロ秒、そしてナノ秒のしのぎを削って私たちを先回りするフラッシュ・ボーイズの姿だった。唖然、呆然、これでは一般投資家は絶対に勝てない。
序章 幻想のウォール街
第1章 時は金なり
第2章 取引画面の蜃気楼
第3章 捕食者の手口
第4章 捕食者の足跡を追う
第5章 ゴールドマン・サックスは何を恐れたか?
第6章 新しい取引所をつくる
第7章 市場の未来をかいま見る
第8章 セルゲイはなぜコードを持ち出したか?
終章 光より速く
カナダロイヤル銀行のカツヤマは、画面にあった売り注文が、買いのボタンを押すと消えてしまうことに気がついた。パズルのピースをあわせて見えてきたのは、私たちを先回りするフラッシュ・ボーイズの姿だった。
電子化された市場は巨大な詐欺の現場になっていた
なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう。その陰にはナノセカンドの差で先回りするフラッシュボーイズがいた。