ヴィクラム・ラルの狭間の世界

Ｔｈｅ　ｉｎーｂｅｔｗｅｅｎ　ｗｏｒｌｄ　ｏｆ　Ｖｉｋｒａｍ　Ｌａｌｌ．

岩波書店
Ｍ．Ｇ．ヴァッサンジ　小沢自然　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2014年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000222266

内容情報

[BOOKデータベースより]

「私の名前はヴィクラム・ラルだ。アフリカでもっとも汚織にまみれた一人、異様かつ卑劣なまでに狡猾な詐欺師として広く知られている」―１９６３年、ケニア独立。そこには、西洋とアフリカ、支配と革命、無垢な友情と政治汚織の「狭間」を生き抜く、ひとりの男の生があった。ポストコロニアル文学の新境地を切り拓き、カナダの代表的文学賞・ギラー賞に２度輝いたヴァッサンジ、待望の本邦初訳。

[日販商品データベースより]

あざやかな自然と激しい革命、２つの大陸、愛と裏切り、生と死。ヴィクラムが生きてきた世界は、常にその狭間にあった。革命期のケニアを舞台に瑞々しく美しい文章で語られる、１つの生の物語。〈受賞情報〉ギラー賞