茜色の空

哲人政治家・大平正芳の生涯
文春文庫　つ２０ー１

文藝春秋
辻井喬　

• 価格: 848円（本体771円＋税）
• 発行年月: 2013年01月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784167851019

内容情報

[BOOKデータベースより]

スマートとはいえない風貌に「鈍牛」「アーウー」と渾名された訥弁。だが遺した言葉は「環太平洋連帯」「文化の時代」「地域の自主性」等、２１世紀の日本を見通していた。青年期から、大蔵官僚として戦後日本の復興に尽くした壮年期、総理大臣の座につくも権力闘争の波に翻弄され壮絶な最期を遂げるまでを描いた長篇小説。

[日販商品データベースより]

第68.69代内閣総理大臣を務めた大平正芳の生涯を描いた傑作小説。

決してスマートとはいえない風貌に「鈍牛」「アーウー」と渾名された訥弁。だが遺した言葉は「環太平洋連帯」「文化の時代」「地域の自主性」など、21世紀の日本を見透かしていた。

キリスト教に帰依した青年期から、大蔵官僚として戦後日本の復興に尽くした壮年期、そして”三角大福”の一人として党内抗争の渦中へ。「政治家は倒れて後やむ」といい、総選挙の最中に壮絶な「戦死」を遂げるまでの波乱の生涯を、愛惜とともに描く。



大平正芳生誕100年記念として書き下ろされた長篇小説の文庫化。文庫解説は川村湊氏。