- 100年の難問はなぜ解けたのか
-
天才数学者の光と影
新潮文庫 かー60ー1
- 価格
- 539円(本体490円+税)
- 発行年月
- 2011年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101351667
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 数からはじめる代数学
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2016年09月発売】
- Rで学ぶ統計学入門
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2017年01月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
Tucker




-
100年の宿題
1904年にポアンカレの論文の中で「問題」として提唱されたため、「ポアンカレ予想」と呼ばれるようになった、この「宿題」は、その後、約100年の間、数学者を苦しめることになる。
そのポアンカレの「宿題」も2002〜2003年に一人のロシア人数学者、グリゴリ・ペレリマン博士によって解決される。
その事自体、数学界が大騒ぎするほどの話題になったが、それ以上に騒ぎになったのは「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞受賞が決まった時のこと。
ペレリマン博士は、その賞の受賞と賞金の受け取りを辞退したのだ。
裕福なわけでもないのに・・・。
それどころか、その後、公の場から姿を消してしまう。
・・・というより失踪同然の状態となる。
本書は、2007年10月22日に放送されたNHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者 失踪の謎」が元。
そのためか、番組で使った写真が多数掲載されている。
ただ、その写真も人物ばかりでなく、ポアンカレ予想や関連する問題を解説する図にして欲しかったという気はする。
(そのため、分かりにくくなっている、というわけではないが)
ちなみにポアンカレ予想の説明は、イメージ優先ではあるが分かりやすい。(少なくとも分かった気にはなった)
また、この問題の解決に関わった数学者達の話もついつい引き込まれてしまう。
本筋から離れてしまうが、著者は番組作りの際、何度もこう言われたという。
「数学の番組を作る?私は数学は嫌いでしたねえ」
確かに学生時代、自分も数学は嫌いだった。
が、社会人になった直後くらいから、全て理解できなくても、数学の話題について興味を持つことも多くなった。
(それに比例して「玉砕」することも多くなったが)
数学が現実の自然現象を解くカギになることが分かったからだろうか、試験で合格点を取る必要がなくなったからだろうか。




















[BOOKデータベースより]
1世紀にわたり、幾多の挑戦者を退け続けた超難問、ポアンカレ予想が解かれた。証明したロシア人に対して、「数学界のノーベル賞」フィールズ賞が贈られ、偉業は大きく祝福されるはずだったが―。受賞を辞退して姿を消し、100万ドルの賞金さえも受け取らなかった天才は、栄光の陰で何を見たのか。数学者たちを悩ませた難問の実像に迫る。大反響を呼んだ傑作ノンフィクション。
プロローグ 世紀の難問と謎の数学者
第1章 ペレリマン博士を追って
第2章 「ポアンカレ予想」の誕生
第3章 古典数学vs.トポロジー
第4章 1950年代「白鯨」に食われた数学者たち
第5章 1960年代クラシックを捨てよ、ロックを聴こう
第6章 1980年代天才サーストンの光と影
第7章 1990年代開かれた解決への扉
エピローグ 終わりなき挑戦