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[BOOKデータベースより]
バイオテクノロジーの発達によって生命現象が発明とみなされるようになり特許として権利化されたが、これは生命の「囲い込み」に他ならない。本書では、生命の囲い込みによる弊害、すなわち研究活動の阻害や途上国の医薬品価格への影響、遺伝子組み換え植物を販売する企業が農民に与える苦悩など、さまざまな問題を多くの事例で紹介する。それを通して、科学の発展のありかたと産学連携、オープンイノベーションを論じる。
第1部 生命現象の特許化がもたらす問題とは(初の微生物特許チャクラバティ事件;患者細胞特許ムーア事件;カナバン病遺伝子特許事件;遺伝子組み換えマウス特許事件 ほか)
第2部 ライフサイエンス分野の特許権行使のありかた(リサーチツール特許とパテント・トロール活動;アッセイ方法特許ハウジー事件;核内因子NF‐κB特許アリアド事件 ほか)
第3部 科学の発展とオープンイノベーションへの道(パテントプール;産学連携のありかた;オープンイノベーションへの道 ほか)
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