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[BOOKデータベースより]
対日協力者が粛清されるや、革命聖地の延安出身のモンゴル人共産主義者までもが、「民族分裂主義者」として弾圧の標的となり、災厄はさらにその家族や係累へと及んだ。内モンゴルに大量の漢族移民が送り込まれ、粛清はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた沙漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、一人のモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ結末を迎える。巨悪は闇に葬られ、恐怖の現実は忘却され、語ることすら許されない歴史。
第3部 根元から紅い延安派(モンゴル人を殺して、モンゴル族の人心を得る―延安派に嫁いだオルドス・モンゴル人女性奇琳花;「モンゴル人虐殺は正しかった」―所詮は「地方民族主義者」にすぎぬ「延安派」オーノス;「モンゴル人がいくら死んでも、埋める場所はある」―大沙漠に散った延安派幹部アムルリングイ)
[日販商品データベースより]第4部 トゥク悲史―小さな人民公社での大量虐殺(「文明人」が作った巨大な処刑場―トゥク人民公社の元書記ハスビリクトの経験;「中国ではモンゴル人の命ほど軽いものはない」―家族全員を失ったチムスレン;「モンゴル人が死ねば、食糧の節約になる」―革命委員会主任エルデニの回想)
スケープゴートもモンゴル人でなければならない―息子が語る「抗日作家」の父ウラーンバガナ
視座 ジェノサイドとしての中国文化大革命
おわりに―オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」
大量の漢族移民が送り込まれ、弾圧はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた沙漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、ひとりのモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ、結末を迎える…。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第14回)