- 凍りのくじら
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- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2008年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062762007
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ユーザーレビュー (21件、平均スコア:4.9)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
面白いです。辻村深月さんの本は、どれも私の心を鷲掴みにするのですが、コチラの本は多少変わっています。ドラえもんの道具になぞらえて書かれており、少し不思議なSF要素もありながら、人間の感情の激しさにもふれています。上手く説明出来ませんが、辻村深月さんの作品を読んだことが無い方に是非読んでもらいたい本です。(sunagimo/女性/30代)
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「傑作宣言」レビューコメント
図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出あい、物語は始まります。どこにいても自分の居場所だと思えない少女。ドラえもんが出てくるとは!笑(あか/女性/10代)
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「傑作宣言」レビューコメント
――私は一人が怖い。誰かと生きていきたい。必要とされたいし、必要としたい――交友範囲は広いものの深い付き合いはできない主人公。「自分不在」の状態を深刻に悩んでいるわけではない。しかし、1つ上の先輩や父の友人の子どもと接するなかで彼女の中で変化が起こっていくのがわかる。クライマックスに起こるある出来事の末、彼女が自分自身の殻を破り、心から思っていることを叫ぶ。辻村さんの作品を読むのはこれが最初です。正直あまり期待していませんでした。先輩に恋をする恋愛ものに終始するだろうと思っていたからです。しかし、実際は人間関係を通して主人公の心情の変化を描く深い内容でした。最後のあっと驚く「ネタばらし」には鳥肌が立ちました。10章で構成されているのですが、後半はハラハラドキドキの展開が待っていて、スピード感をもって読むことができました。他の作品も読んでみたいです。(klaus/男性/20代)
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「傑作宣言」レビューコメント
初めて読んだ辻村さんの作品です。最終章は感動で鳥肌がたちました。この本が読めた、それだけで「生きててよかった」と思えるくらい素晴らしいです。人と上手く向き合えなくても、不器用でも、それがとても辛くても、いつかは光が差すことを教えてくれました。(すん/女性/20代)
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「傑作宣言」レビューコメント
どことなく冷めたような印象を受ける主人公は、たぶん女子ならきっと共感できると思う。斜に構えているようで、奥底ではお人よしな部分もある彼女が受け取ったひかりを、読んだ自分も受け取ったような気がする。ドラえもんのひみつ道具がキーアイテムになっているけれど、決して子供っぽくはない、おちついていて、少しさみしい、優しい物語だと思う。(サギリ/女性/30代)
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「傑作宣言」レビューコメント
現代の教育は、成績の良し悪しで人を分類している。良い者は優越感を持ち、悪い物は劣等感を感じる。疎外感に打ち勝つためのみに、人は他人と繋がろうとするのだろうか?優位に立つはずの者達は、何故か孤立していく。流氷に閉じ込められて息ができなくなったくじらを救ったのは……まさかそんな展開になるとは思いもよらなかった。(katsuei/男性/50代)
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「傑作宣言」レビューコメント
この人間関係というか、距離感がとっても自分にしっくりきた。主人公の痛さはもちろん、若尾が壊れてゆくのもどこか魅力的で生きているんだなと感じられた。この作品の登場人物はどこか欠けている。達観はできるけど楽観はできない。そんな性格になぜか共感してしまったし、できた人はこの作品を楽しめるに違いない。(あっか/女性/10代)
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「傑作宣言」レビューコメント
“少し不思議”-“SF”とはきっとこの作品のことなんじゃないでしょうか。心温まる“SF”です(クッキー/男性/10代)
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ひーちゃん
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本屋さんのランキングコーナーを見て購入。
1週間くらい前に、本屋さんのランキングコーナーに置いてあるのを見て、タイトルと、本屋さんスタッフコメントが気になり、購入しました。
1/3ほど読んだとこですが、主人公に、ちょっと共感できるとこあるなと思いました。
辻村さん作品は、これが最初らしいので、たまたまですがこれから読んで正解だと思いました。
機会があれば、他の作品も読んでみたいと思います。
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「おすすめSF作品」レビューコメント
漫画ドラえもんの世界と織り交ぜながら進んでいくストーリー。登場人物1人1人がその出会いのなかで何を探し、見つけるのか。感動の結末です!他の辻村深月さんの作品にもつながっていき、とてもおもしろいです!(ひこにゃんにゃん/男性/10代)
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「怖い本」レビューコメント
人間って本当に怖い。でも、とってもあったかいから大丈夫。(kawa/女性/10代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
「少し・不在」な主人公・理帆子が、迷いながら前に進んでいくある一夏の物語。辻村さん特有の独特の暖かさが魅力的な作品だと思います。端々に登場する、ドラえもんの道具とストーリーのかみ合い方がすごく絶妙!(まや/女性/10代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 SF(すこし・不思議)な物語。辻村深月さんの作品の中で特に好きな一冊。暗い場所に光を照らしてくれる。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【癒しの1冊】 ふとした拍子に、本屋によってなぜかひかれた作品です。話を読み込めば読み込むほど、様々な見方ができて面白かったです。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
お風呂場で読みながら、鼻水だして泣きました。なにか琴線に触れるものがあったのだと思われます。なんとなく人恋しいとか、毎日つまんないな、とか感じているときに読むと癒されるのではないかと思います。
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
不仲だった母、心から打ち解けられない友達、誰しもが通る青春の葛藤をうまく書いています。 そして父との思い出ひでもあるドラえもんの秘密道具が各キャラクターをうまく表しています。(るはちー/男性/20代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
ドラえもんの道具と合わせて進む展開。母の、父の、そして友達の思いを知った時、眩しい光が主人公・りほこを照らし、私たちの心を温かさで包み込む、そんな温かい物語り。(茉朱/女性/10代)
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sige
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ヒロインは世渡りが旨いのか下手なのか
頭も良くそれでいて普通の子とも付き合えるかっこいい役柄のヒロイン。だが、心の底では受験勉強だけに一生懸命の“馬鹿”ばかりだとか、飲み会で騒ぐ連中も、どこにも行けない“低脳”だと思っている、鼻先の尖った女子高生だ。
そのくせ“ストーカー度”満点の大学生の元彼と切れないでいるところが、何ともじれったくイライラさせられる。
この作家はこういう人物を書くのが旨い。ヒロインに共感はできないのだが、こんなものなのかなと思った。
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ayaii
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ドラえもん
色んな伏線が張られていて最後には一つの線になる...
割と分厚いがあっという間に読み進められた本。
ドラえもんの道具と共に話が進んでいくスタイルも
なんだかわくわくした。
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
辻村深月さんの本で一冊で完結しているから。(匿名)
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
クリスマスだからと関係なく、読んだ人に一筋の光を見せてあげれる作品です。(クルミ)
[BOOKデータベースより]
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。
[日販商品データベースより]藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(講談社文庫)
辻村ワールド、最高傑作登場
高校2年、芦沢理帆子――。「家に帰れば、本が読めるから」誰と話しても、本気で楽しいと思えたことがなかった。あの光と出会うまでは。
「この物語は辻村さんの小説の中でも特別な感じがする。」――瀬名秀明<「解説」より抜粋>
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。