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[BOOKデータベースより]
本書は、イェール大学ジョン・E・ローマー教授による連続講義および講演をもとに、「社会契約と国家」「再分配をめぐる政治経済哲学」についての議論を整理し、発展させようとするものである。第1部は、本書で考察する課題の展望と歴史である。第2部では、社会契約に基づく国家の形成とその役割について、政治学と経済学のそれぞれの観点から考察し分析している。第3部は、現代政治哲学で重要な位置を占めるロールズ、ドゥウォーキンらの再分配をめぐる規範理論、またそれに対するローマーによる経済学からの批判を中心に、再分配の基準に関する経済哲学と政治哲学の論文からなり、それぞれの考え方のどこが違うのかが明らかにされる。第4部では、不平等な所得分配をもたらす原因と、政治的競争が教育政策に与える影響について分析し、デモクラシーは必ずしも平等な所得分配をもたらさないと結論付けている。
第1部 展望と歴史(制度・経済発展・分配の政治経済学的アプローチ;経済学は再分配とデモクラシーをどう論じてきたか:歴史的展望)
[日販商品データベースより]第2部 社会契約と国家(秩序形成の原理としての社会契約;自然状態と私的所有権システムの生成)
第3部 再分配の理論(J・E・ローマーの政治経済哲学:不遍性・優先性・連帯性;分配的正義の経済哲学:厚生主義から非厚生主義へ ほか)
第4部 再分配とデモクラシー(平等は望めるか、デモクラシーは平等を実現できるか)
政治学・経済学において「平等」はいかに論じられてきたのか。ジョン・E.ローマー教授による連続講義および講演をもとに、「社会契約と国家」「再分配をめぐる政治経済哲学」についての議論を整理、発展させた書。