ヴィクトリア朝小説と犯罪

音羽書房鶴見書店
西条隆雄　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2002年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784755302190

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書では、長期にわたるヴィクトリア女王治世下を、ほぼ十年単位で区切りながら、小説に取り上げられた犯罪の姿を見る。

第１章　リージェンシーの風土　犯罪ものの人気と背景―殺人事件とブロードシーツ、演劇、チャップブックを通して
第２章　一八三〇年代の小説―新しい警察、そして群衆の誕生
第３章　殺人と売春―エリザベス・ギャスケル『メアリー・バートン』
第４章　嬰児殺し―ジョージ・エリオット『アダム・ビード』
第５章　淑女の殺人―レディー・デッドロックからレディー・オードリーへ
第６章　誰がジュードを殺したのか―トマス・ハーディ『日陰者ジュード』