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[BOOKデータベースより]
このたびNTTインターコミュニケーション・センターでは、「『バベルの図書館』―文字/書物/メディア」展を開催するはこびとなりました。この展覧会は、アルゼンチンの小説家、ホルヘ・ルイス・ボルヘスによって1941年に著わされた小説「バベルの図書館」に想を得て企画されました。そこに描かれた「宇宙」と呼ばれる図書館は、言語によって表現可能なもののいっさいをふくむ書物を収めた、無限の図書館です。それを現代社会において多様化、多層化する情報になぞらえることもできるでしょう。本展は、この情報としての世界の縮図ともいえる、ボルヘスの宇宙=図書館に、文字、建築、映像を用いたそれぞれ独自の表現を行なう四人のアーティストの作品によって、その迷宮的世界像を描き出そうとするものです。特に文字に関しては、日本と中国出身のアーティストの参加によって、漢字のもつ表現力やその表意性にみるユーモアを提示いたします。
文字という世界、人という文字―ライプニッツ、ラファーター、ボルヘス(高山宏)
天書綺譚―バベルの塔の蒼頡たち(武田雅哉)
「バベルの図書館」(中村敬治)
ひとつのアンソロジーとして―無限連鎖/文字遊戯(小松崎拓男)
「バベルの図書館」―メディア的解題(畠中実)
ボルヘスとカサーレスの着想から(山口勝弘)
ボルヘスの予言(幸村真佐男)
「バベルの図書館」使用取扱書(鈴木了二)
「天地を嚇し鬼神を泣かす」(徐冰)