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復刊ドットコム 末岡外美夫
点
アイヌの人びとの星の伝承をまとめた、他に類を見ない記録集。長らく入手困難だった貴重書が、新装丁でついに復刊!世界には、私たちが日頃親しんでいる88星座とは別に、中国、ポリネシア、オーストラリアの先住民…など、様々な民族によって語り継がれた星の物語が存在します。日本にも88星座や和名(日本古来の星名)と全く異なる、独自の星座体系が存在するのをご存じでしょうか。このたび復刊される『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』は、アイヌの人びとが夜空を見上げ、見立て、語り継いできた独自の星の物語をまとめあげた一冊です。長らく入手困難な状態が続いていましたが、NHK「コズミックフロント」や、NHK北海道「北海道道」の「星降る夜に〜アイヌの星物語〜」という番組の中で本書が紹介され大きな反響を呼び、多くの方から復刊リクエストが寄せられました。アイヌの人びとは、存在する全てのものに魂があると考えてきました。そして北海道の自然や動植物、さらには身のまわりのものまでをカムイととらえ、その営みを星に重ね、暮らしの中で独自の星の世界を語り継いできたのです。この彼らの星の体系を後世に受け継ぐため、教員でアマチュア天文家でもあった末岡外美夫さんが、数十年かけて北海道各地の古老から聞き取りを行いまとめあげた記録を1979年に『アイヌの星』として旭川振興公社より発刊しました。この本には、消えゆくかもしれなかった貴重な星々の名前や、星にまつわる伝承が詳細に記録されています。末岡さんは2002年に亡くなりました。その後、生前この『アイヌの星』に補筆する形でまとめられていた原稿を元に、遺族の手により『人間達のみた星座と伝承』が刊行されたのです。今回の企画では、この『人間達のみた星座と伝承』を元に版を起こしていきます。この本の冒頭・はしがきの中で、末岡さんは本書について以下のように記しています。本書を読まれる方はすぐお気付きになると思われますが、本文の至る所でいろいろな不思議と矛盾に遭遇されることでしょう。実はこれが筆者の接した当時のアィヌと呼ばれていた方々の姿なのです。彼らの見る世界観というものは、本書で解き明かされないほど深く広く多様であったと思います。北の大地で、独自の文化を形作ってきたアイヌの人びとが見た星空、自然界への敬意。それらの伝承を丹念に拾い上げまとめられた『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』。このたび新たな装丁で復刊する本書をお手に取って、彼らが見上げた星空に、ぜひ触れてみてください。※この本の初版は、2009年1月に財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構による平成二十年度出版助成を受けて刊行された『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』です。本企画はその内容の一部を修正のうえ、新たな装丁・仕様にて刊行するものです。(c)末岡由喜江
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[日販商品データベースより]
アイヌの人びとの星の伝承をまとめた、他に類を見ない記録集。
長らく入手困難だった貴重書が、新装丁でついに復刊!
世界には、私たちが日頃親しんでいる88星座とは別に、中国、ポリネシア、オーストラリアの先住民…など、様々な民族によって語り継がれた星の物語が存在します。日本にも88星座や和名(日本古来の星名)と全く異なる、独自の星座体系が存在するのをご存じでしょうか。
このたび復刊される『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』は、アイヌの人びとが夜空を見上げ、見立て、語り継いできた独自の星の物語をまとめあげた一冊です。
長らく入手困難な状態が続いていましたが、NHK「コズミックフロント」や、NHK北海道「北海道道」の「星降る夜に〜アイヌの星物語〜」という番組の中で本書が紹介され大きな反響を呼び、多くの方から復刊リクエストが寄せられました。
アイヌの人びとは、存在する全てのものに魂があると考えてきました。そして北海道の自然や動植物、さらには身のまわりのものまでをカムイととらえ、その営みを星に重ね、暮らしの中で独自の星の世界を語り継いできたのです。
この彼らの星の体系を後世に受け継ぐため、教員でアマチュア天文家でもあった末岡外美夫さんが、数十年かけて北海道各地の古老から聞き取りを行いまとめあげた記録を1979年に『アイヌの星』として旭川振興公社より発刊しました。この本には、消えゆくかもしれなかった貴重な星々の名前や、星にまつわる伝承が詳細に記録されています。末岡さんは2002年に亡くなりました。その後、生前この『アイヌの星』に補筆する形でまとめられていた原稿を元に、遺族の手により『人間達のみた星座と伝承』が刊行されたのです。今回の企画では、この『人間達のみた星座と伝承』を元に版を起こしていきます。
この本の冒頭・はしがきの中で、末岡さんは本書について以下のように記しています。
本書を読まれる方はすぐお気付きになると思われますが、本文の至る所でいろいろな不思議と矛盾に遭遇されることでしょう。実はこれが筆者の接した当時のアィヌと呼ばれていた方々の姿なのです。彼らの見る世界観というものは、本書で解き明かされないほど深く広く多様であったと思います。
北の大地で、独自の文化を形作ってきたアイヌの人びとが見た星空、自然界への敬意。それらの伝承を丹念に拾い上げまとめられた『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』。
このたび新たな装丁で復刊する本書をお手に取って、彼らが見上げた星空に、ぜひ触れてみてください。
※この本の初版は、2009年1月に財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構による平成二十年度出版助成を受けて刊行された『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』です。本企画はその内容の一部を修正のうえ、新たな装丁・仕様にて刊行するものです。
(c)末岡由喜江