- 伝統食材の力ですこやかなミライをつくる〜マルヤナギ75年からの挑戦〜
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- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2026年08月
- 判型
- B6変
- ISBN
- 9784756924933
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[日販商品データベースより]
一通のファンレターが、会社の使命を変えた。
2004年1月、マルヤナギ小倉屋は「蒸し大豆」を発売した。市場を席巻していた「水煮」への小さな違和感から生まれた、煮ずに蒸すという発想の転換。自信作だったが、値段は高く、見た目もくすんでいて、店頭ではまったく売れなかった。
やがて、お客様相談室に手紙が積み上がりはじめる。「こんなにおいしい豆は初めて」「子どもが手づかみで食べてくれた」〓〓作り手の思いをそのまま代弁するような便りの山が、社員の背中を押した。試食販売に37回通いつめた社員がいた。メディアが動き、学校給食に広がり、やがて日本食品標準成分表に「蒸し大豆」が載る日が来る。
本書は、1951年に神戸の小さな昆布店として創業したマルヤナギ小倉屋が、蒸し大豆、有機大豆、そして国産もち麦「キラリモチ」へと挑戦を重ねてきた四半世紀の記録である。北海道の大豆農家との出会い、兵庫県加東市との連携協定による国産もち麦の産地づくり、農林水産大臣賞の受賞〓〓そのどれもが、「今あるものを、もっとおいしく」という一貫した信念から生まれた。
同時に本書は、一人の経営者の記録でもある。阪神・淡路大震災で本社工場が全壊した年に経営を引き継ぎ、兄との二人三脚で会社を育て、2022年に社長のバトンを受け取った著者。その傍らに常にあったのは、盛和塾で稲盛和夫塾長から学んだ「人間として何が正しいか」というフィロソフィだった。目指すのは、社員満足と社会貢献。
創業75年。豆と昆布という日本の伝統食材の力を信じ、日本の農業と人々の健康寿命に向き合いながら、100年企業へ〓〓「食育型カンパニー」を掲げる老舗食品メーカーの、泥臭くも誇り高い挑戦の物語。