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[日販商品データベースより]
「保育とは、目の前の子どもとともに生きながら、まだ見ぬ世界の可能性を少しずつひらいていく営みなのかもしれません。自然との協働探究は、そのことを私たちに鮮やかに示してくれます」
★自然とのつながり★
乳幼児期の園生活は、子どもが戸外に出ていることが他の時期に比べて長い時期です。その中で子どもたちは、さまざまな出会い、気づき、かかわり、交わることで、自分の身の回りの環境について学び、身心にその学びを刻み込んでいきます。自然は無数かつ無限の多様性と自然のつながりをもちつつ、時々刻々と変わっています。だからこそ、そこには多様なかかわりに誘われていると感じ、さまざまなかかわりへの余白があります。ですから、そこで応じる子どもたちの姿を、“主体的“と保育者は感じとらえられるのではないかと思います。
“環境”が子どもたちのこころをゆれ動かしている。それが戸外の自然の経験の魅力ともいえるでしょう。
AIの時代だからこそ、自然という環境の中では、自然が子どもと保育者に呼びかけてくれると同時に、子どもも保育者もその場でどのように居ることができるのか、心身に刻み込む深い経験をできるのかを考えていくことが重要になるといえるのではないでしょうか。
★単なる「活動の素材」や学びの「対象」ではない★
自然との協働探究が私たちに示しているのは、自然が単なる「活動の素材」や学びの「対象」ではないということです。自然は、子どもたちに驚きや不思議をもたらし、美しさや多様な存在とのつながりを経験させながら、世界との関係を問い直す契機となっています。子どもたちは、その自然との出会いのなかで、感じること、考えること、表現することを切り分けることなく、全身で世界にかかわっていきます。その「わけない」あり方は、私たち大人が知らず知らずのうちに切り分けてきた世界を、もう一度結び直してくれるものでもあります。
子どもとともに世界を見つめ直し、まだ言葉になっていない可能性に耳を澄ませる営み。自然との協働探究は、そのような保育の姿を私たちに改めて思い出させてくれます。しかし、ひるがえって考えてみると、このことは自然との協働探究だけに当てはまることではないのかもしれません。子どもとともに驚き、問い、世界との関係を結び直していくこと。それは保育という営みそのものに通底している姿でもあるように思います。