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[BOOKデータベースより]
哲学の反時代的使命にむけて。社会学の祖は、個人の存在と自由が確立された近代社会のアポリアをも看取していた。集団と個体の発生を論じる「集合表象」は、〈カテゴリーの哲学〉への道を切り拓く―。モースやレヴィ=ストロースが深めた人類学的思考と、エピステモロジーが格闘した相補性の観点を導きとして、デュルケムの思想的ポテンシャルを解放し、近代の永続革命からの脱出を図る。
第1部 デュルケム哲学を研究する現代的意義について(脱人間主義的思想動向における混乱;デュルケムについての歴史的記述)
第2部 近代社会の内側の限界としてのデュルケム哲学(コントの実証哲学と人間の科学;集合表象の生成と機能―カテゴリー・マシーンとしての社会;カテゴリー生成マシーンと論理の発生;「カテゴリー・マシーン」としての社会)
第3部 エピステモロジーとデュルケム―アムランの弁証法という結節点をめぐって(問題の共有―アムランのカテゴリー発生の哲学;二つの応答(1)デュルケム社会学と相補性の弁証法;二つの応答(2)エピステモロジーと「科学という総合」―オーソモジュラー東への道)
終結部 一般人類学Ω―近代の裏返りと人間ならざるものたちの蘇り、あるいは哲学の反時代的使命(近代の永続革命―圏Mにおける社会存在のドラマ;アポリアを思考する論理―オーソモジュラー的宇宙;圏Mの裏返しと「一般人類学」の創設)