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[日販商品データベースより]
工学系のための熱力学講義、待望の書籍化。解き方の暗記ではなく、「考え方」を深く真の意味で理解して使えるようになる一冊。
熱力学とは、エネルギーの量と質について、経験則を抽象化し、普遍的原理にまで高めた物理学の美しい一分野であり、同時に工学の基礎をなす。
本書は、工学系の大学2年生を対象に著者が10年以上行ってきた講義の資料を教科書として再構成したものである。工学系を対象とした従来の教科書では、公式や計算問題に偏らず理論をかみ砕いて解説したものが比較的少ない状況があった。そのような背景を踏まえ、本書では物理と工学の接点に立つ著者の視点から、工学のための熱力学の基礎の解説を重視し、工学・理学双方の分野の読者に開かれた構成にすることを目指した。
さらに、熱力学ポテンシャル、マクスウェル関係式、一般関係式の解説に多くの紙数を割き、数式展開の方法論だけでなく、それがどのような「動機」や「考え方」や「発想」から導かれるのかを明確にした。記述は、「数式をいかに観察するのか?」や、等号一つ一つの意味の違いにも及んでいる。単なる定義や変形の羅列ではなく、一つの物語として熱力学の全体像をたどる構成となっている。