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[日販商品データベースより]
【律令制と礼制の具体的・多角的な検討】 第一部では、戸の等級制度や田図、軍団といった律令制の行政実務の具体像から、女帝・皇太子制に関わる品階の意味、女御制の成立、さらには内臣・中衛や兵衛・近衛といった衛府の変容まで、律令国家の根幹をなす制度と礼制を幅広く論じる。
【中央権力と地域社会の関係性】 第二部では、伯耆・明石・紀伊などの地域における王権の展開や国造の役割、また東北地方での俘囚・田夷の出現と帰服蝦夷に班田できない地域社会の特質との関係、日向の俘囚と東北地方の関わり、平安初期の救急院の運営実態、太政官符の宣者の再検討など、中央の支配が地域社会でどのように具現化されたかを分析する。
【東アジア情勢の中での国際外交と対外認識】 第三部では、5〓6世紀の倭国と百済の外交関係を考古学・文献学の両面から考察するほか、扶南(東南アジア)から百済を経由した仏教伝播、唐滅亡後の対外認識、刀伊来襲の背景にある国際情勢など、日本古代史を東アジアの広い枠組みで捉え直す。