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新古今時代歌人論 早稲田大学エウプラクシス叢書 055
早稲田大学出版部 米田有里
点
権力者たちは和歌に何を見出したのか。優艶の美を基調とする新古今歌風をつくりあげた後鳥羽院歌壇。一方で、摂関・大臣家の歌人がつどったことは特質だった。政治性の強い権門の視点にたち、その政治的側面を明らかにする。
本書の目的第一部 新古今歌壇における土御門家(一)源通親と『源氏物語』(『源氏物語』と権門―源通親の『正治初度百首』伊勢公卿勅使詠から;源通親の『源氏物語』摂取―『千五百番歌合』百首を中心に)第二部 新古今歌壇における土御門家(二) 源通具と歌壇(歌人源通具の初学期―新古今歌壇参入の過程を探る;源通具の『千五百番歌合』―初めての応制百首という観点から;源通親からの継承1―「五辻殿新御所和歌御会」序者;源通親からの継承2―源通具における漢詩摂取とその方法)第三部 新古今歌壇における土御門家(三) 後鳥羽院と源通光(『建保五年右大将家歌合』―後鳥羽院と源通光をめぐって)第四部 新古今歌壇における近衛家の和歌活動(藤原忠良の和歌に関する基礎的研究―和歌環境から私的百首まで;判者藤原忠良―近衛家と新古今歌壇;蔵人の風雅と基実の意図―『古今著聞集』百五十九段から)総括と今後の展望
鎌倉時代、後鳥羽院のもとで誕生した『新古今和歌集』。それは後鳥羽院が圧倒的な情熱を傾けたゆえの結晶であり、和歌史上において一つの到達点に至った。他方で、後鳥羽院は王政復古を目指し、歌壇に摂関・大臣家の歌人がつどったことは前代にない特質である。本書では政治性の強い権門勢家の貴族達の視点にたち、後鳥羽院歌壇での政治的側面を明らかにする。大臣家の土御門家と摂関家筆頭の近衛家に焦点をあて、日記類や和歌事蹟、説話などから活動を考察し、その和歌を取り上げる。中世和歌史において和歌と政治の関わりがどのように形成され、後世に引き継がれていったのかを辿る。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
権力者たちは和歌に何を見出したのか。優艶の美を基調とする新古今歌風をつくりあげた後鳥羽院歌壇。一方で、摂関・大臣家の歌人がつどったことは特質だった。政治性の強い権門の視点にたち、その政治的側面を明らかにする。
本書の目的
[日販商品データベースより]第一部 新古今歌壇における土御門家(一)源通親と『源氏物語』(『源氏物語』と権門―源通親の『正治初度百首』伊勢公卿勅使詠から;源通親の『源氏物語』摂取―『千五百番歌合』百首を中心に)
第二部 新古今歌壇における土御門家(二) 源通具と歌壇(歌人源通具の初学期―新古今歌壇参入の過程を探る;源通具の『千五百番歌合』―初めての応制百首という観点から;源通親からの継承1―「五辻殿新御所和歌御会」序者;源通親からの継承2―源通具における漢詩摂取とその方法)
第三部 新古今歌壇における土御門家(三) 後鳥羽院と源通光(『建保五年右大将家歌合』―後鳥羽院と源通光をめぐって)
第四部 新古今歌壇における近衛家の和歌活動(藤原忠良の和歌に関する基礎的研究―和歌環境から私的百首まで;判者藤原忠良―近衛家と新古今歌壇;蔵人の風雅と基実の意図―『古今著聞集』百五十九段から)
総括と今後の展望
鎌倉時代、後鳥羽院のもとで誕生した『新古今和歌集』。それは後鳥羽院が圧倒的な情熱を傾けたゆえの結晶であり、和歌史上において一つの到達点に至った。他方で、後鳥羽院は王政復古を目指し、歌壇に摂関・大臣家の歌人がつどったことは前代にない特質である。本書では政治性の強い権門勢家の貴族達の視点にたち、後鳥羽院歌壇での政治的側面を明らかにする。大臣家の土御門家と摂関家筆頭の近衛家に焦点をあて、日記類や和歌事蹟、説話などから活動を考察し、その和歌を取り上げる。中世和歌史において和歌と政治の関わりがどのように形成され、後世に引き継がれていったのかを辿る。