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[BOOKデータベースより]
なぜサピエンスは、かくも果断に未知の土地を目指したのか?心(志向性)とモノ(環境・人工物)の相互作用から、人類の世界観の形成と、それをモニュメントとして視覚化し複雑な社会を生み出したメカニズムに迫る。
第1部 序論(「出ユーラシア」研究の人類史的な意義;サピエンス人の「出ユーラシア」―認知的動因と進化歴史研究の新機軸;出ユーラシア「文明」の再考―人工景観/都市の創成メカニズム)
[日販商品データベースより]第2部 時空間認知(出ユーラシア集団の実践的環境認知―方位観とナビゲーション;日本列島における時空間の認知;アンデス形成期における神殿社会の多様性とその背景―ペルー北部地域におけるモニュメントの建設と諸資源の操作;メソアメリカにおける時空間認知と都市の創成―チャルチュアパ遺跡を中心に)
第3部 人工景観(メソアメリカにおける天体・時空間認知と都市形成;アンデスにおけるアーバニズム―シカン・シティの再発見と都市概念の再構成;ミクロネシアのポーンペイ島ナンマトル遺跡における時空間認識と政治戦略;人工的環境の拡張と古墳造営)
第4部 総括討論 重なり合い複層的な「文明」創成をどう捉え記述できるか―出ユーラシア研究のアドバンテージと課題(文字通りの「ニュー・ヒストリー」;サピエンスが移動した場所でまず何が起きたか?;歴史の実験場としての「出ユーラシア」;「文明」創造の駆動力を現場の身体性から捉える;「状態の重なり合い」としての「社会性」;情報伝達システムとしてのモノ、人工景観;7モノの象徴性、「戦い」の意味;時間認識の変容と天文知識;モノのエイジェンシーと「物語」;音楽、踊り、アート;人を駆動した「志向性」と移動・拡散の前線;「無いもの」、あり得たが起こらなかったことを意識する)
ごく少数の集団が、地峡を渡り海を越えて移動拡散し、旧世界とは全く独立に文明を築いた「出ユーラシア」。いわば<歴史の実験場>を舞台に、「あり得たが起こらなかったこと」、歴史経路の重畳性(状態の重なり合い)に注目した学際研究で、サピエンスの移動拡散、「文明」創出を駆動した、世界観の獲得とその世界観を視覚化した人工景観の意味を解く。