- 国際政治における嘘と曖昧性
-
- 価格
- 5,720円(本体5,200円+税)
- 発行年月
- 2026年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622098508
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[BOOKデータベースより]
互いの言っていることが真実かどうか、究極的には分からないにもかかわらず、なぜコミュニケーションが成立するのか―本書は、認知心理学の観点から国際関係およびインテリジェンス活動をめぐる先駆的研究を行なってきた著者のデビュー作であり、その数年後に刊行された主著『国際政治における認知と誤認知』と一セットで読まれるべき書である。本書の特徴は「シグナル」と「インデックス」という二つの概念装置を用いて、第二次世界大戦、ベルリン危機やキューバ・ミサイル危機、当時の渦中のベトナム戦争などについて、外交を中心に政策決定者の言語・身振りなどのロジックを分析していること、しかも、ケーススタディを限定して理論構築を優先し、多角的に描いているので、論旨が明快で理解しやすい。さらに第8章「核戦略と〈偶然要素にゆだねられた威迫〉」では、本書の基本的考え方が核の時代に通用する点とそうではない点に注意を喚起していて、その「(核)抑止論」は、現在もなお注目すべきであろう。
第一章 イントロダクション―高いコストを払わずに他国を動かすには、どうすればよいだろうか?
[日販商品データベースより]第二章 シグナルとインデックス―定義と実例
第三章 「固い証拠」と思われているものを動かす―インデックスの人為操作
第四章 嘘つきは制約される―シグナルと評判
第五章 外交辞令の曖昧性には効用がある
第六章 シグナルは慣習であり、作為的に変更できる―カップリングとデカップリング
第七章 インデックスの解釈を変更させる
第八章 核戦略と〈偶然要素にゆだねられた威迫〉
第九章 応用的考察―ベトナム戦争をめぐって
互いの言っていることが真実かどうか、究極的には分からないにもかかわらず、なぜコミュニケーションが成立するのか――
本書は、認知心理学の観点から国際関係およびインテリジェンス活動をめぐる先駆的研究を行なってきた著者のデビュー作であり、その数年後に刊行された主著『国際政治における認知と誤認知』と一セットで読まれるべき書である。
本書の特徴は「シグナル」と「インデックス」という二つの概念装置を用いて、第二次世界大戦、ベルリン危機やキューバ・ミサイル危機、当時の渦中のベトナム戦争などについて、外交を中心に政策決定者の言語・身振りなどのロジックを分析していること、しかも、ケーススタディを限定して理論構築を優先し、多角的に描いているので、論旨が明快で理解しやすい。
さらに第8章「核戦略と〈偶然要素にゆだねられた威迫〉」では、本書の基本的考え方が核の時代で通用する点とそうではない点に注意を喚起していて、その「(核)抑止論」は、現在もなお注目すべきであろう。