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【2007年11月発売】


























[BOOKデータベースより]
「支援に活かす」から「支援そのもの」へ。心理検査の実施工程全体も、検査結果報告書も、フィードバック面接のやりとりも、すべて心理支援である。事例とコメントを通して心理検査フィードバックの可能性を探求するシリーズ第3集。
第1章 支援としてのフィードバック
[日販商品データベースより]第2章 就学前児童の巡回発達相談における継続的な発達検査 検査結果をいつどこまで伝えるか
第3章 学校を訪問して実施した検査により支援級へとつながった小学校5年生男児の事例
第4章 不適応に悩む10代後半女性が自己理解に向き合うきっかけとして心理検査を活用した事例
第5章 大学休学中に発達障害の診断を受けた20代男性の事例
第6章 高校卒業後ひきこもり状態を続ける20代後半女性の事例 精神科単科病院における初回面接後の心理検査
第7章 社会不安を持ちひきこもりがちな30代男性の事例 本人とスタッフの「停滞感」をきっかけに実施した心理検査
第8章 脳梗塞後に高次脳機能障害に至った40代女性の事例 転院まで2か月間の心理検査と支援
第9章 医療観察法入院となった男性高齢者の心理検査 入院治療の支援と再診断の補助として
心理検査の結果は,それをどのように伝えるか,どのように受け取られるかによって,人を不安に突き落とす体験にも,希望をひらく支援にもなりうる。シリーズ「事例でわかる心理検査の伝え方・活かし方」の第3集は,「支援としての心理検査フィードバック」と題し,フィードバックを支援そのものとして捉え直す視点をさらに鮮明にする。
就学前の巡回発達相談,学校現場での心理アセスメント,思春期・青年期の自己理解支援,ひきこもり,高次脳機能障害,医療観察法病棟における支援まで,医療・教育・福祉・司法の現場を横断する9事例を収録。新版K式,WISC,WAIS,ロールシャッハ・テストなど多様な心理検査を取り上げ,検査実施の背景から,実施を経てその結果をいつ・どこまで・誰に・どのように伝えるかを克明に描き出し,さらに経験豊かな実践家によるコメントを通してフィードバックに含まれる治療的意味を掘り下げる。「治療的アセスメント」とも響き合いつつ,受検の過程やフィードバックの対話のなかで受検者の語りを引き出し,共に考え,言葉を探し,将来への見通しを編み直す営みとしての心理検査の姿が事例を通して示される。
限られた時間,制度上・組織上の制約,多職種連携といった現代の公認心理師・臨床心理士の現実を踏まえつつ,ともすればルーチンワークになりがちな心理検査とフィードバックを,あらためて専門職の責務とやりがい,そして何よりクライエントの利益に直結する実践として捉え直すための知と工夫を集めた。