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[BOOKデータベースより]
時代は皇妃に何を求めたのか。歴史の転換点となった2人を新たに加え、10人の人生で帝国一千年の流れを描く決定版。皇妃それぞれの「戦い方」を歴史学の光で照らしだす!ピロシュカも加わります!
1 アテナイス=エウドキア(四〇一〜四六〇年)ふたつの世界を生きた悲劇のシンデレラ
[日販商品データベースより]2 テオドラ(四九七頃〜五四八年)「パンとサーカス」に咲き残った大輪の花
3 マルティナ(六〇五?〜六四一年以降)近親相姦の罪に泣いた心優しい姪
4 エイレーネー(七五二頃〜八〇三年)権力の魔性に溺れた聖なる母
5 テオファノ(九四一頃〜九七六年以降)戦う男たちを飾る妖しい花
6 エイレーネー・ドゥーカイナ(一〇六七〜一一三三年?)新しい時代を生きた名門貴族の令嬢
7 ピロシュカ=エイレーネー(一〇八八〜一一三四年)ハンガリー王女の幸せ
8 アニェス=アンナ(一一七一/二〜一二〇四年以降)ふたつの祖国を喪ったフランス王女
9 ジョヴァンナ=アンナ(一三〇六頃〜一三六五年頃)内乱を生き抜いた迷える皇太后
10 ヘレネ・パライオロギナ(?〜一四五〇年)謎に包まれた最後の皇帝の母
ビザンツ帝国1000年の歴史を、政治の転換点に皇帝の妃となった、庶民から王女までの女性たちの人生を通して読む。旧版の8人にこのたび2人加え、4世紀末の古代ローマ帝国東西分裂から15世紀のコンスタンティノープル陥落、帝国滅亡まで、基本的におおよそ100年ごと合計10人で帝国の歴史を描き出すかたちとなった。
黄金の満ち溢れるきらびやかな文化と、帝位をめぐる血なまぐさい陰謀にいろどられたビザンツ帝国。異教徒の出身で皇妃になった哲学者の娘、元踊り子の女傑、近親相姦の非難を浴びた女性、夫・愛人・舅を次々に殺したといわれる絶世の美女、数奇な運命をたどったフランス王女、最後の皇帝の母……。みなそれぞれ、その時代の女性に可能な手段で人生を切り拓こうとし、ある者はみずから帝位についた。彼女らは、ひとりの人間であるとともに、それを超えた存在、いわば時代の象徴であった。
あくまでも史料に即して書かれた歴史書でありつつ、文学的なおもしろさ・読み応えをそなえた1冊。政治や宗教の変動の中に、人間の哀歓が浮かび上がる。