- 鴎外、舞踏会へ行く
-
ゲーテの酒場、クリスマス、そしてザクセンの王宮
大修館書店
美留町義雄
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2026年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784469222920

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[BOOKデータベースより]
ゲーテゆかりの酒場で「ファウスト」翻訳を志し、女性運動の黎明に触れ、クリスマスの祝祭を体験し、王宮の舞踏会へ招かれる―。森林太郎青年のライプチヒ・ドレスデン滞在は、日本近代文学の地平を拓く契機となった。現地での丹念な調査と考察から、文豪誕生の原風景が鮮やかによみがえる。若き〓外が見た、近代ヨーロッパ最後の光。
第一章 アウエルバハ酒蔵と森〓外 〈越境〉するファウスト伝説(一枚の絵画より―悪魔と契約する〓外;樽に乗る「ファウストゥス博士」―名所となったアウエルバハ酒蔵;ゲーテから〓外、そして現代へ―時空を越える文化性)
第二章 森〓外とライプチヒの女性たち 「独逸婦人会」と〈新しい女〉たち(あるアメリカ人の〈先祖探し〉;ライプチヒ―市民文化が花開く啓蒙都市ヒルデガルト・フォーゲル―下宿のおかみさんと女性運動家;アンナ・ニーダーミュラー―ある寡婦の境遇と〓外;「独逸婦人会」―フェミニズムの黎明期;日本の女性運動と〓外―〈新しい女〉たちの後見)
第三章 森〓外とクリスマス 信仰と消費の文化史(フォーゲル家の人々―庶民の家庭の団らん;贈り物と降聖詩―ドイツのサンタクロース;クリスマス・ツリー―ゲルマンの樹木信仰から「基督木 Christbaum(クリストバウム)」へ;冬至祭とクリスマス―怪異を祓うユールの火祭り;森家のクリスマス―「夢のような降誕祭」;「全部買ってもらえる」クリスマス―家庭人としての〓外)
第四章 森〓外とドイツ貴族 ロマン主義と異国趣味(地方貴族の館へ―「いと珍らかなる心地せり」;庭園の中のピラミッド―スフィンクスの謎かけ;「騎士の塔」―中世へ寄せる関心;ドイツ貴族の異国趣味―東西文化の相克)
第五章 ドレスデンにおける宮廷体験 『文づかひ』の背景(ザクセン王族への拝謁―「栄誉コレニ過ルアラン」;ドレスデンの宮殿にて―〓外の見た王族たちの社交;『文づかひ』の貴族たち―舞踏会という場;「陶物の間」にて―東西文化の交錯;アンデルセン『即興詩人』の影響―「穴」に赴くヒロイン;世俗化する宮廷舞踏会―「極上流の社会」へのオマージュ)
終章 森〓外とドイツ