- ヘロニモ・デ・パサモンテの生涯と苦難(仮)
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- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2026年05月
- 判型
- 46
- ISBN
- 9784779131158
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[日販商品データベースより]
ベストセラー『ドン・キホーテ』の前編と後編の間には、別の著者による後編、または贋作とも言われる『ドン・キホーテ 後編』が出版されていた(この別の著者による「前編」は出版されてもいなかったにも拘らず……)。その作品は、後に刊行された後編の作者セルバンテスが、本文中、最後まで罵詈雑言を浴びせ続けながらも、自身の物語の内容を変更せざるを得なくなるほどの影響を与えている。この「後編」の作者はいったい誰なのか?「スペイン無敵艦隊」に同乗していた戦友なのか?!セルバンテスが後編を書く際も、その作者の「自伝」を読んで物語に大いに活用している節も伺える、その当の「自伝」を本邦初訳!「……当のヘロニモ・デ・パサモンテが稀代の悪党にされているではないか。しかも彼は実際に『ヘロニモ・パサモンテの生涯と苦難』と題する自伝を1604年に出版している。『ドン・キホーテ』前編の悪党ヒネスに『ヒネス・デ・パサモンテの生涯』と題する自伝がある設定は、単なる偶然と言うには出来過ぎているではないか。セルバンテスはもちろん題名ぐらいは知っていたに違いあるまい。調べによるとこのヘロニモ・デ・パサモンテはセルバンテスの戦友であったというから驚く。セルバンテスは1571年のレパント海戦に参戦していた。そのとき左腕に被弾して自由を失い、セルバンテス自身もそれを名誉の負傷といたく自慢に思っていたのは有名な話である。この時期、彼と同じ部隊にヘロニモ・デ・パサモンテと称する若者がいた。1588年の無敵艦隊遠征のとき、ふたりは8カ月ほど同じ部隊で軍隊生活を送っていた」のである(「訳者解説より)