- アフリカの国家建設
-
自分たちの国をつくる
白水社
武内進一
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2026年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560025918

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
名前を言わない戦争
-
ジェイソン・K.スターンズ
武内進一
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2024年06月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
現代世界の国家は、経済発展や平和など、人びとの生活の基本問題に深く関わる。アフリカの国家は、もともとヨーロッパ植民地列強や入植者が支配と統治のために創りあげたものだ。「他者」が支配のために創った機構を自分たちの政治共同体を支える制度へと再編する試みこそ、アフリカの国家建設である。この過程でアフリカの人びとは、経済危機や紛争をはじめ、国家をめぐるさまざまな問題と向き合ってきた。本書は、領域統治、社会契約、国際関係という三つの分析視角のもとに、政治学、開発学、人類学、歴史学などの学問領域からアフリカ諸国の国家建設を多角的に論じる。
序章 アフリカの国家と国家建設(武内進一)
[日販商品データベースより]第1部 領域統治(領域統治の実態 データでどこまで迫れるか(阪本拓人・松原優華);領域統治の制度的基盤 オート・ヴォルタ植民地の財政と統治(中尾世治);首長制と国家建設の逆説 ガーナの土地・政党政治・国際開発(友松夕香);牧畜民からみた国家建設 ケニアにおけるマサイの領域統治と土地喪失(楠和樹))
第2部 社会契約(近代国家とイスラーム 「社会契約」から新たな世代の政治運動へ(阿毛香絵);政党政治と抗議運動 モザンビークの競争的権威主義と市民社会の覚醒(網中昭世);社会的保護政策からみる国家・社会関係 エチオピアの食料安全保障(佐川徹))
第3部 国際関係(ソマリアの国家性の現在 「崩壊国家」からの変容?(遠藤貢);外向の論理と国家統治 モザンビークにおける開発と政治(網中昭世);アフリカにおける難民と国家 その重層的関係(佐藤千鶴子))
終章 アフリカ国家建設の現段階(武内進一)
国家は、現代アフリカ研究の中心課題である。今日のアフリカが直面する問題検討すれば、必ず国家に突きあたる。従来、アフリカが抱える問題として、汚職、独裁といったネガティブな国家像が強調されてきた。
アフリカ国家の原型は、欧米列強の征服と植民地化によって、いわば「他者」によって創られた。「自分たちの国をつくる」ことは簡単ではない。いかに他者が決めた領域を統治するか、一筋縄ではいかない課題である。先進国で当然とされる統治が通用せず、紛争が勃発することもある。本書はこうした国家建設のプロセスに注目してアフリカの経験を考える。
本書では、「他者」によって基盤を創られた国家を領民自らが統治する過程としてアフリカの国家建設をとらえ、その性格や特徴を考える。アフリカ諸国の国家建設の経験は、先進国とは大きく異なるが、その様態はさまざまな気づきを与えてくれる。さらに、「他者」によって国家を創られたアフリカの経験は、世界的にみれば決して少数ではない。植民地状況を経験したグローバルサウスの国々は、多かれ少なかれ似た経験をしているからだ。