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[BOOKデータベースより]
自国ファースト、移民排斥、極右ポピュリストの躍進、ウクライナ戦争、ガザ紛争、トランプ現象…分断が加速する現代政治を人びとの「トラウマ」から読み解く。
序章 トライバリズム・トライバル化とはなにか(松尾秀哉)
[日販商品データベースより]第1部 トライバル化という概念(デモクラシーの危機とトライバル化の諸相(堀江孝司);ナショナリズム・シティズンシップ・トライバル化(森分大輔))
第2部 トライバル化の様相(トライバル化抑制装置としてのEU?―EU懐疑的右派・極右勢力への対応(臼井陽一郎);戦争の記憶とブリティッシュ・アイデンティティ(橋口豊);イスラエルからドイツへ波及するトライバル化(本田宏);「トライバル化」論とフランス(石川裕一郎);トライバル化する世界と北欧―スウェーデンのNATO加盟が意味するもの(渡辺博明);ワロニーの反逆―トライバル化における「敵」の存在の意義(松尾秀哉);「トライバル化」論はトランプ現象を(どの程度)説明しうるか?―アメリカにおける「白人のアイデンティティ政治」の漸進的拡大(坂部真理);トライバル化とロシアによるウクライナ侵攻(溝口修平))
第3部 トライバルを超えて(トライバル化を超えて―和解のための国際制度(小松〓利明))
人びとの集合的なトラウマが社会における排除や分断、さらには暴動、戦争にまでつながるという「トライバル化」論を用いて、主に現代欧米諸国の政治的混乱を分析し、その概念の有用性と限界を探る。そのうえで、分断を克服し和解に向けた国際制度のあり方についても考察。心理的視点から政治現象の本質へと迫る意欲的な論文集。