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[日販商品データベースより]
【「序」より】(抜粋)
? 中国における三大宗教(儒教、仏教、道教)は、中国伝統文化の三つの大きな支柱である。学術界の儒教経典に対する研究は多いが、仏教経典に対する研究はそれに比べると少なく、道教経典に対する研究は更に少ない。こうした状況をもたらした原因は非常に多く、その来歴についても幾久しいものがある。
封建時代の儒教の学者たちは、仏道二教の典籍の価値は高くないと考えていた。だが、中華民族の伝統的文化の総体から見て、仏道二教は儒家の伝統文化と同じく重要なものであり、中華民族の文化生活、家庭生活、社会生活、そして、政治生活に同じく影響を与えている。仏教や道教の影響は、その影響力から言っても儒家の経史を中心とした四部分類の中に収まるものではないだろう。三教は相互に融合しつつ、唐宋以来、中国の一千年以上にわたる文化の総体を構成してきた。中国仏教を研究することなしに中国の文化や歴史を理解できないことは、もはや既に学術界の人々の認めるところとなりつつある。だが、道教研究については仏教ほど重視されていないように見える。しかし、事実として、道教典籍の中から掘り起こされ、提供される内容は非常に豊富であり、その重要性は決して仏教に引けを取らないばかりか、更に重要なものを含んでいることは明らかである。