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[BOOKデータベースより]
本書は一九九五年前後からのおよそ三〇年間に、食の世界で起きたさまざまな変化をたどったものである。大きく分ければ、1 デパ地下に象徴される中食の台頭、2 BSE(牛海綿状脳症)に代表される食のリスクとそれへの対応、3 食の安心を求める地産地消と食育の運動、4 二〇一〇年代に欧米から始まったフードテック(食分野の先端技術)の四分野である―
1章 膨らまなくなったパイの争奪戦(総不況下で伸びた中食;飛躍する中食;低価格化への対応)
[日販商品データベースより]2章 拡大する食のリスク(変わる食卓風景;脅かされる「安心」;もう一つのリスク・食料自給率)
3章 食の安心を求めて(リスク対応の強化;地産地消運動の広がり;小泉首相が火を付けた食育運動)
4章 フードテックは地球を救うか(広大な食の新分野;いま、なぜフードテックか;展望と課題)
多様に広がり、奥行きのある食の世界。本書はこの30年間に起きた食の変貌を区分けし、丹念に辿ったものである。
取り上げたのはデパ地下に象徴される中食の台頭、BSE(牛海綿状脳症)に代表される食のリスクとそれへの対応、食の安心を求める地産地消と食育の運動、2010年代に欧米から始まったフードテック(食分野の先端技術)の広がりの四分野。これにエピローグとして、令和のコメ騒動の展開を加えている。
食品は、一時期の中国産野菜の農薬残留に見られたようなリスクが常に伴う。個食、孤食などと呼ばれる食環境、肥満をもたらす食生活、さらには食関連企業による過失や意図的な偽装…人間自身の行動がリスクを高めていることも少なくない。生きる土台としての食の安全、安心、安定の有り様を事象から問いかける。巻末に1995年からの食の推移を示す年表を掲載。