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[日販商品データベースより]
「どうして自分の疑問に答えてもらえないんだろう」「なぜみんな同じでなければならないのだろう」。
公教育に違和感を抱えた子どもたちと保護者、そして伴走する大人たちが対話を重ねながら立ち上げたフリースクール「スキニシー学校」。
本書に描かれているのは、自然の中で自分の時間を好きに過ごすことにした子どもたちが日々、何を感じ、何を選び、どう関わり合っているのかという実践を積み重ねた記録です。
時間割も校則もないこの学校では、季節がカリキュラムとなり、子どもたち自らがそのときどきに、誰と(あるいは一人で)、何をして過ごしたいのかを決めていきます。
焚き火や調理、穴掘り、壁のぼり、大工しごと、ヤギの飼育、育った環境も年齢も違う友人たちとの対話や意思決定を通して、主体性や社会性、自己決定力を育んでいく。その様子を、豊富な写真とエピソードで紹介しています。
印象的なのは、大人が子どもを急かさず、評価せず、対話を重ねながら共に時間を過ごす姿勢です。本書は子どもの変化だけでなく、親自身が「待つこと」「信じること」を学んでいく過程も映し出しています。
読むほどに、学校という枠だけがすべてではないこと、子どもにも親にも複数の選択肢があることが伝わってくる、教育の制度や方法を超え、「人はどう育つか」を現場から問い返す一冊です。