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[BOOKデータベースより]
第二次世界大戦後、アメリカで勃興した抽象表現主義の芸術と伴走し、美術史に変革をもたらした稀代の美術批評家。徹底的に作品と向き合い、自らの「趣味判断」に基礎を置くその批評は、ときに「形式主義」との誹りを受けながらも、まなざしの倫理に貫かれていた。根底を流れるカント美学からその思想を照射することで、語りがたきものを語るその批評の今日的可能性に迫る。
1 序 グリーンバーグの思想形成と批評の軌跡
2(美的判断の構造―カント『判断力批判』第九節を手がかりに;主観性と客観性をめぐって―カント的/非カント的側面の総合的理解;創造と想像の自由―芸術家の独創性へのまなざし;距離の現象学―英米美学との理論的交錯;批評家の責務―グリーンバーグにおける美的判断の位相)