- 防災途上国日本
-
次の震災に備える3つの提言
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2026年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784344694347
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[BOOKデータベースより]
日本は東日本大震災から何を学んだのか―。災害発生に備えた減災策、避難所の運営と避難生活の支援、日常への復帰と生きがいの創出。2011年、災害医療に携わった石巻市の総合病院の院長だからこそ語れる被災現場で本当に必要なこと。
第1章 2024年1月1日―能登半島地震の報道に思う 13年間で変わったこと、変われなかったこと(突然、能登半島を襲った巨大地震;再現されたあの日の惨状 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 震災対策に遅れや妥協があってはならない 一人でも多くの人を救うために、個人・医療機関・行政にできる準備(日常が失われるとき;平時にできないことは災害時にもできない ほか)
第3章 物資だけでなく心のケアも欠かせない 避難所の適切な運営、避難者に本当に必要な支援(避難所がただの「場所」になっていないか;水不足を乗り切るために ほか)
第4章 避難所を出ても「被災」は終わらない… 被災者が日常へ帰り、生きる力を取り戻すために必要なこと(能登の朝市、早期復活の真意;復興のシンボルが勇気をくれる ほか)
第5章 過去の経験を活かし “世界一災害に強い国”として新たな震災に備える(「モノの備え」と「心の備え」、「アタマの備え」を忘れない;将来の医療環境を維持するための備え ほか)
東日本大震災の時と同じ過ちを繰り返さないために。
日本で暮らす以上、災害を避けることはできない。
だからこそ問われるのは、起きたあとにどう対応するかではなく、どこまで備えを仕組みにできているかである。
2024年1月1日。能登半島地震において、避難所環境の劣化、初動対応の遅れ、医療・行政の連携不全が露呈した。
それは東日本大震災で経験した惨状の「再現」にほかならない。
なぜ過去の震災の教訓がありながら、日本は変われないのか。
本書の著者は、石巻赤十字病院の救急部長として2011年東日本大震災では最前線に立ち、災害拠点病院の指揮を担った医師である。発災直後、病院は事前に策定された災害対策マニュアルと訓練によって機能し、多くの命を救うことができた。
本書が描くのは、震災の記録ではない。
災害医療の現場から見えてきた「次に備えるための課題」である。
初動の遅れが何を生むのか。
避難所で本当に必要な支援とは何か。
医療と行政は、平時からどのように連携できるのか。
災害は避けられない。だが、失われる命を減らすことはできる。
そのために社会として何を準備すべきかを、本書は強く問いかけている。