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[日販商品データベースより]
大阪・梅田の中心地であるグランフロント大阪に設置された《MUSE》(2025年〜)、
東京・表参道交差点で愛を歌い上げた立体作品《LOVERS》(2024年)など、
作品の異様なまでのインパクトで注目を集めた現代美術家・笹岡由梨子。
笹岡は映像を用いて作品を制作しています。映像には、自身が演じたり、自身の顔や身体の一部を合成したりした少し不気味でコミカルなキャラクターが登場します。
初期の作品では映像の中にしか存在しませんでしたが、近作では立体物として存在するキャラクターの目や口が映像にすげ替わるなど、作品における映像とキャラクターの関係は逆転しつつあります。
作品内では、笹岡が自作した歌をキャラクターが歌っています。奇天烈な歌詞とメロディーはしかし、「愛」や「家族」といった力強いメッセージを伝えています。
加えて、笹岡の作品に特徴的なのは、映像の中にあえて手の痕跡を感じさせる編集のノイズを残していることです。これは、絵画における筆のタッチに通じ、映像における絵画的なものへアプローチしようとしています。
今冬、ついに開催される美術館個展の公式図録となる本書。
最初期の映像作品から近作、そして今回の展覧会のために制作された新作を掲載。
作品解説と自作曲の詞に加え、漫画家・東村アキコと笹岡由梨子の特別対談を収録。
滋賀県立美術館 主任学芸員、荒井保洋による論考を加え、
分類不能な笹岡のエネルギッシュで魅力的な、唯一無二の作品世界をつまびらかにし、作品における、映像とキャラクターの関係性とその変遷に迫ります。