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[日販商品データベースより]
管啓次郎 訳(詩人/批評家)× 柴田元幸 解説(米文学者/文芸誌「MONKEY」編集長)
現代作家ポール・オースターが生き生きと描いた評伝『燃える若者』(Burning Boy, 2021)で、いま再び熱い視線を集めるアメリカ文学の異才スティーヴン・クレイン。
その全詩篇がついに一冊に!
詩人・批評家の管啓次郎による鮮烈な訳に、米文学者・文芸誌「MONKEY」編集長でもある柴田元幸の渾身の解説を収録した、スティーヴン・クレイン全詩集、待望の本邦初訳。
エミリー・ディキンソンにも似た簡潔さ、
神を撃ち、戦争をあざけり、言葉の力を極限まで濃縮した「行」の連なり。
クレインが見た世界の「苦さ」は、現代の私たちの胸にも、鋭く、深く、突き刺さる。
クレインの言葉が、いま日本語で新たに燃えあがる!
《この詩集は、管啓次郎という理想的な翻訳者を得た。小説『勇気の赤い勲章』が二〇一九年、藤井光によって新訳されたことに続く快挙である。『マギー』『勇気の赤い勲章』といった中長篇や、「オープン・ボート」などの印象的な短篇ひと握りは何度か訳されてきたが、クレインの詩の翻訳はこれまで驚くほど少なかった。それがこのように、詩の熱がしっかり伝わってくる訳で全詩集が出て、日本の読者がクレインの真価を知る環境は一気に整った。ぜひとも多くの読者に読まれてほしい。》
〔本書「解説」(柴田元幸)より〕