この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 情報法概説 第3版
-
価格:4,730円(本体4,300円+税)
【2025年11月発売】
- NEW SCHOOLGIRL COMPLEX
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2025年11月発売】
- 崩壊する日本の公教育
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年10月発売】
- 少女礼讃〜portrait〜
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2025年10月発売】
- 最新科学が教えるスポーツメンタル入門
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年02月発売】





























[日販商品データベースより]
組織の中で仕事をするということは、集団であることに起因する多くのストレスや怒り、悲しみを伴うことだ。しかし、働く人が職場内の集団( あるいはチーム )に怒りや不満を感じるということは、裏を返せば、そこに期待や理想を持っているからではないだろうか。集団だからこそ、お互いに思いを寄せたり、助け合ったり、一人では思いつかないようなアイデアを生み出すことができる。
集団にイノベーションをもたらすための創造性研究は、これまでも数多く行われてきており、例えば自由裁量やアイデアを奨励する風土が創造性を導くことがわかっている。ただし,これを現実的に考えてみるとどうだろうか、と筆者は疑問を呈する。現実の集団がこのような理想的な特性を持っているとは限らない。むしろそのような特性がないからこそ手詰まりになるのではないかと。
そんな着想から本書の筆者は、集団内の風土や人的資源は、必ずしも創造性発揮という観点で理想的なものではなく、かつ所与であり、容易に変えることはできないという立場から、集団が創造性を発揮するメカニズムを探求、集団の創造性、集団の中の個人の創造性、組織全体の創造性へとフォーカスし、それらの相互作用も考慮しながら分析を進める。
必ずしも理想的ではない環境に応じて,チームリーダーや、チームメンバーが、具体的にどのように行動すれば,集団が、さらには組織全体が創造的なパフォーマンスを生み出すことができるか、その可能性に迫っていく。
集団の創造性に関心を持つ研究者はもちろんのこと、創造性発揮に理想的とされる集団特性と、自らの属する集団の風土のギャップに悩んだり、失望したりしている実務家の方々におすすめしたい。