- 50代、それでも戦い続ける
-
将棋指しの衰勢と孤独と熱情と
ディスカヴァー携書 266
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784799332122
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【2022年01月発売】

























[BOOKデータベースより]
進むAI、若手中心の将棋界の中で戦う「中年の星」木村一基を将棋記者が描く。
第1章 50代、どう戦うか
[日販商品データベースより]第2章 50代の頭脳と体力
第3章 自分らしい挑戦
第4章 新時代の輝き
第5章 棋士としての、これから
特別収録1 囲碁将棋TV‐朝日新聞社‐(2024年3月29日配信)「チャンネル登録者10万人突破記念イベント」鼎談
特別収録2 朝日新聞インタビュー(2020年2月22日付)「バカになっていくのを実感するのが嫌」
朝日新聞将棋記者・村瀬信也が書いた、
50代プロ棋士・木村一基の軌跡
頭脳・体力の自己認識から若手棋士への気持ち、
AIに対する感触、将棋への思いまで、赤裸々に描くーー。
「退化している部分があるかもしれないが、全体の進歩の速さに追いつく伸びがないのかもしれない」
「『精一杯やっている』と思う自分と『もっと時間をつくって将棋に取り組めるはずだ』と思う自分と」
「記憶力とか読む量の衰えとか、自分がバカになっていくのを実感するのがたまらなく嫌ですね」
「経験が生きることを強引に見つけるとしたら、苦しくなったときに辛抱できるようになったことぐらいじゃないでしょうか」
「カーテンを閉めていいなんて、言わなきゃよかった。藤井(聡太)さんが焼け焦げてひからびるのをじっと待っていればよかった」
「(永瀬九段を)以前は強烈な人だな、と思っていたけど、今は憧れに近い気持ちを感じています」
「やっぱり、やっていて面白いです。研究が活きて勝った時は研究したかいがあったと思いますし、
夜戦は自分の子どものような年代の人とケンカするようなところがあって、とても興奮します。この生活を少しでも長く続けたいです」
若き天才たちが躍動する将棋の世界で、
衰えゆく頭脳と体力 、進むAI、時流の変化 、
そして生まれる不安とあせり ――。
彼の抱える苦悩は、多くの働く中高年が
直面しているそれと重なるのではないかーー。
先の見えない時代の中で、下りゆく自分と向き合い、
もがきながら、あらがいながら、
「それでも、やるしかない」 と歯を食いしばる、
そんな人たちのための一冊です。
将棋好きな人も、そうではない人も、
本書を読めば、明日からもう一度戦うための勇気が湧いてくる!