- 現代建築の美と機能性を実現する 生産設計と施工図の世界
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784344694033
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[BOOKデータベースより]
複雑で創造的な建築に必要不可欠な「施工図」。GINZA SIX、SONY CITY、ハイアットセントリック銀座東京、国立新美術館、代官山アドレス、日本科学未来館―数多くの有名建築の生産設計を手掛けてきた第一人者が、現代建築を支える「施工図」の魅力を詳しく解説。施工図がどういう役割を担っているのか、これを読めば建築はもっと面白くなる!これまでほとんど語られることのなかった施工図づくりの現場をリアルに紹介。
序章 初めての施工図作成現場で
[日販商品データベースより]第1章 設計図に描かれない施工プロセスやディテールを明確にする 日本独自に発展した施工図の役割(施工図は工事のための詳細図面;施工図にはどのようなものがあるか ほか)
第2章 「図面屋」から「生産設計」へ 時代を経て存在感を増す施工図業務の現在地(ゼネコンに託された施工図;施工に特化し、技術力を磨いた日本のゼネコン ほか)
第3章 建設現場の一員となり、施工上の課題や疑問を解決していく 生産設計はアクティブで創造的な仕事(設計図書を読み込み、どの部分の施工図が必要かを判断する;躯体図は精緻に仕上げる ほか)
第4章 アートと技術が交差する現代建築の数々― 設計と施工を結びつけた施工図のチカラ(いきなり飛び込んだ建築の現場―新宿パークタワー;手描き時代だからこそ考えることができた ほか)
第5章 新技術BIM導入に揺れる生産設計業界 施工図のノウハウを積み重ねた日本ならではのBIM活用が拓く未来(BIMが拓く新たな建築設計の世界;施工図の現場にもBIMが普及し始めている ほか)
どんなに優れた「設計図」も、
実現するためには「施工図」が欠かせない!
数多くの有名建築の生産設計を手掛けてきた第一人者が
施工図の役割と魅力を実例とともに語り尽くす!
建物の図面と聞いてまず思い浮かべるのは「設計図」ですが、「施工図」という言葉にはなじみがない方が多いのではないでしょうか。実際、建築を学ぶ学生でさえ、その役割を正しく理解していないことがあります。
施工図とは、その名のとおり施工に用いるための図面です。現場で職人たちが工事を進める際に参照するのは設計図ではなく、この施工図になります。建物は、給排水や空調、電気設備、サッシ、内外装の仕上げ材など、膨大な数の部材や設備によって成り立っています。施工図には、躯体図や仕上げ図、各部材の製作図に含まれる寸法や情報が集約され、部材の配置や組み立ての順序が明確に示されているのです。つまり施工図とは、設計の意図を現場で形にするための“実行の図面”といえます。
著者は約35年間にわたり生産設計に携わり、代官山アドレス、日本科学未来館、SONY CITYなど数々の著名な建築物の施工図を担当してきました。2021年からは生産設計を専門とする会社を率い、約50人のスタッフとともに事業を展開しています。
本書では、著者の経験を踏まえて、生産設計という仕事の内容とその重要性、そして施工図の魅力を、実際の作図例を交えながら丁寧に解説しています。施工図と生産設計の世界を現場から初めて体系的に語り尽くした本書は、建築をこれまでとは少し違った角度から楽しめる一冊です。