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[BOOKデータベースより]
本書は…中華人民共和国と中華民国という二つの「中国」と諸外国の間で(往々にして複数の工作・交渉が同時並行で)展開された国交樹立をめぐる外交を「「中国」をめぐる国交樹立外交」と呼び、可能な限り多くの事例について一貫した視点から捉えなおそうとするものである。言うなれば、本書はグローバルに展開する中国外交と国際社会の対応に関する国際史的研究である。―本書「序章」より
第1部 中華人民共和国建国前後の国交樹立外交(社会主義的「兄弟愛」と現実―共産圏諸国;北方の脅威へのリスクヘッジ外交―ビルマ;ネルーの積極外交と緩衝地帯チベットの喪失―インド;独自外交・協調外交・反共主義のトリレンマ―インドネシア;「三つのサークル」間のバランス外交―イギリス;スカンディナヴィア三国協調外交の内実―スウェーデン・デンマーク・ノルウェー;対米追随か対英協調か―フランス;英米の狭間における独自外交の模索―カナダ;便宜的不承認政策のジレンマ―米国;一九五四年ジュネーヴ会議前後の国交樹立外交―イギリス・ノルウェー・オランダ)
[日販商品データベースより]第2部 国交樹立競争の激化と新展開(アジア・アフリカ会議前後の国交樹立外交―南アジア・中東への進出;アフリカ新興国をめぐる中台国交樹立競争の激化―サブ・サハラへの展開;「外交的核爆発」とその波及効果―フランスの対中接近;アフリカ諸国主体の承認切り替え外交―コンゴ=ブラザヴィル・中央アフリカ・ダオメ;ミドルパワーの独自外交―カナダ・イタリア・ベルギー;日中・米中国交樹立との相互作用)
第3部 中華民国・台湾から見た国交樹立外交(〓介石時代の国交樹立外交の推移;太平洋・カリブ海ミニ島嶼国外交へ―〓経国時代;二重承認容認と台湾外交の幕開け―李登輝時代;民主化台湾の国交樹立外交―陳水扁時代以降)
現代外交の一大焦点に挑む――。今日における「中国」の国際的地位は、一日にして形成されたものではない。なぜ、どのように交渉を行い、各国政府はいかに対応したのか。共産圏・欧米・日本からアジア・アフリカ・ラテンアメリカ・太平洋の中小諸国まで、冷戦の枠組みを超えた駆け引きの実態と、知られざる国家間ネットワークの力学を浮き彫りにする、未踏の成果。
「本書は……中華人民共和国と中華民国という二つの「中国」と諸外国の間で(往々にして複数の工作・交渉が同時並行で)展開された国交樹立をめぐる外交を「「中国」をめぐる国交樹立外交」と呼び、可能な限り多くの事例について一貫した視点から捉えなおそうとするものである。言うなれば、本書はグローバルに展開する中国外交と国際社会の対応に関する国際史的研究である。」(「序章」より)