- それでも必死に、恋をしていた
-
- 価格
- 1,485円(本体1,350円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784391165098
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[BOOKデータベースより]
どうしようもなく子どもで、不器用で、がむしゃらで。ある同じ高校の生徒たちの、切なくて眩しい想いが複雑な交錯する25編のリアルな片想い。「ずっと大事に抱きしめていた気持ちを、ようやく伝えられたことがうれしくて。それと同時に目の前に現れた恋の終わりが、寂しくて」(「私の好きな人」より)。「かわいかった。大切だった。守りたかった。そう思っていた気持ちに、嘘はなかったはずなのに。―あの日までは、たしかに」(「囚われたのは」より)。「最後まで笑って、なんにも知らない顔で、彼女と別れること。それがたぶん、俺が彼女にしてやれる、最後のことなのだろう」(「届かなくなる前に」より)。―想いはあふれているのに、いつも届かない。たとえ叶わなくても、届けたい。この恋が終わる前に。
[日販商品データベースより]どうしようもなく子どもで、
不器用で、
がむしゃらで。
それでも必死に、恋をしていた。
ある同じ高校の生徒たちの切ない想いが複雑に交錯する、
1 話 6 ページ、全 25話収録の超短編恋愛ストーリー集。
想いはあふれているのに、いつも届かない。たとえ叶わなくても、届けたい。この恋が終わる前に。
<STORY 001> 君の好きなひと
――バレンタインの日の放課後、清水はさりげなく八木郁美と彼女の意中の男子、菅原との二人きりの時間を演出する。八木のことを好きな清水は、八木の願いを叶えてあげたかった。そして、彼女に目を覚まして欲しかった。いかに菅原が軽薄で、いつも女の子を傷つけているような男であるということを。期待に胸を膨らませながら、清水は弾む足取りで家路を歩く。「きっと近いうちに届くだろう、彼女からの幸せな報告が待ち遠しかった。その先に待つ、彼女の泣き顔も」――。
<STORY 002>私の好きなひと
――「じゃあさ、付き合おっか」。私の唐突で拙い告白に、少しも迷うことなく菅原くんはそう言った。驚きも動揺も歓喜も、そこにはなかった。ただ慣れたような、ひどく優しい口調だった。わかっていた。私が告白すれば、彼がそう返してくれること。ずっと見てきたから知っていた。彼が私のことなんて、べつに好きでもなんでもないことも。「だから、せめて。最後は笑って感謝を伝えてお別れしようと、私は始まりの日に、それだけ決めた」――。
<カバーイラスト> うた坊さん
<挿絵イラスト> エリンギ味噌さん