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[BOOKデータベースより]
生成AIは人間のディスカッション相手にはなれるものの、意思決定をする存在ではありません。よって、人間の底力・差別化できる能力は、根源的な考える力、すなわち「意思決定能力」になると考えていて、この本ではその伸ばし方について語っています。
第0章 意思決定は方法論として構造化されてこなかった(本書の背骨となる考え;「やりきる意思決定」の全体像)
[日販商品データベースより]第1章 「やりきる」ために「見えない課題」を洗い出す(課題の全体像把握(Analyze)―無数の課題を可視化し構造化する方法;課題の全体像把握のプロセスを学ぶ ほか)
第2章 「やりきる」ために「成長ドライバー」を見つける(重要課題の選別(Assess)―本質的課題を見極める選択方法;重要課題の選別のプロセスを学ぶ ほか)
第3章 「やりきる」ために「同じもの」を見る(組織のベクトル統一(Align)―全員の力を一つの方向に向ける方法;組織のベクトル統一のケースと「道具箱」)
第4章 やりきる(小さな実験(Act)―仮説から実践へと橋渡しする方法;小さな実験のケースと「道具箱」)
本書で僕が何を伝えたいのか、最初にお話しします。
本書で僕が伝えたい核心は、ビジネス上の課題の本質は「何に取り組むべきか」を見極めることにある、ということです。
長年の経験から確信していますが、多くの組織やプロジェクトにおける失敗は、そもそも取り組むべき課題を間違えてしまっていることから起きています。
逆に、正しい課題さえ特定できれば、解決策の実行は驚くほどスムーズに進むものです。
そして、この課題の「特定」にも、課題の「解き方」にも型が存在していて、その型に忠実に実行さえすれば解決は容易にできると考えています。
それを誰でも「マネできる型」として一冊にまとめたのが、本書『やりきる意思決定』です。
また、本書の執筆に際して強く意識したもう一つの点が、時代の変化です。
生成AIの時代がついに到来し、自分がやるべき仕事内容が劇的に変わってきているようにも感じています。
情報量、網羅性、スピード―こうした点で、人間が生成AIに勝つのは不可能になったと実感しています。そうした中で、改めて考えたのは、「では人間にしかできないことは何か?」という問いでした。
行き着いた答えは、「意思決定」です。
私たちの事業においても、生成AIは意思決定を支援するツールとしての役割を果たしています。データを分析し、洞察を提供し、選択肢を示すことはできますが、最終的な判断―特に不確実性が高く、トレードオフを伴う複雑な状況での判断―は、人間の領域なのです。
生成AIの能力が向上すればするほど、「何を」選ぶかよりも「なぜそれを選ぶのか」という判断基準の構築と、その基準に基づいた意思決定・行動が人間の最も価値ある貢献になると実感しています。
だからこそ、今後ますます「意思決定し、行動する力」が、人間の唯一無二の付加価値になっていくのだろうと確信しています。
自分の頭で何が重要かを考え、正しい意思決定を下し行動していく(もしくは間違った意思決定をした後にすぐ気づいて正しい意思決定をし、行動し直す)ということが一番重要なスキルになると考えており、「やりきる意思決定」として、その原理と方法論をあますことなく書き記しました。