この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 8の都市からよむ「世界一周」の世界史
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年06月発売】
- セキュリティエンジニアの知識地図
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2025年03月発売】
- 漢字はこうして始まった
-
価格:1,364円(本体1,240円+税)
【2025年02月発売】
- SNS時代の戦略兵器 陰謀論
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2025年01月発売】
- 事業者必携 入門図解 法人税・消費税のしくみと申告書の書き方
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年09月発売】
[日販商品データベースより]
「世界の日常からコーヒーが消える?」
(以下、まえがきより抜粋)
本書は、気候変動とコーヒーをテーマにしています。
執筆のきっかけとなったのは、2015年にクリスチャン・バン(以下、Bunn)らが発表したある論文です。
「一杯の苦いコーヒー(A bitter cup:Climate change profile of global production of Arabica and Robusta coffee)」
と題されたその論文は、地球温暖化によって、将来、コーヒーの産地でどのような影響が出るのかを予測した論文でした。
ビッグデータの分析によって導き出された結論は、
「2050年までに、現在のコーヒーの産地で適作地域が半減する」
というものでした。
その後、Bunnらの研究を受けて、ほかの研究者も最新データを用いて検証を重ねていますが、
残念ながら結果は変わっていません。
このシミュレーションは、日本のコーヒー業界に大きな衝撃を与え、
「コーヒー2050年問題」と呼ばれるようになりました。
気候変動を前提とする時代に、コーヒーの生産現場では今何が起きているのか、
消費者である私たちに何ができるのか、これらの問題を一緒に考えていきましょう。