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[BOOKデータベースより]
古代ヨーロッパ人の多様な夢理解をこの一冊で知る。西洋古典学を主軸に、文学、哲学、歴史、医学、宗教、美術から、相互に有機的な連関を保ちながら統合的に分析した成果。
第1章 夢は外からやってくる―叙事詩における夢見の描写(河島思朗)
[日販商品データベースより]第2章 夢と癒し―ギリシア医学(木原志乃)
第3章 プラトンは夢が未来を予言することを認めるか?(早瀬篤)
第4章 古代ユダヤ教世界と夢―聖書とヘレニズム的ユダヤ教における寓意的解釈(津田謙治)
第5章 キリスト教と夢―夢をめぐるアウグスティヌスの思索(渡邉蘭子)
第6章 ローマ帝国の夢と夢判断―アルテミドロス『夢判断の書』の内側と外側(藤井崇)
第7章 夢の視覚化―ギリシア美術における夢と眠り(中村るい)
私たちは日常生活において様々な夢をみるが、夢は将来の出来事を予示するとか、あるいは心や身体のありかたと密接に結びつくものであるとか理解されることが多い。その点は昔の時代においても同様であった。2世紀初め〜3世紀末に活躍したエペソスのアルテミドロスの手になる『夢判断の書』など、夢の予兆に関する類書が現存する。このよう書物が存在したのは、夢について知りたいという人々の願望があったからであろう。本書はヨーロッパ古代における夢概念について、西洋古典学を主軸に、文学、哲学、歴史、医学、宗教、美術など隣接する学問領域にわたって、相互に有機的な連関を保ちながら、統合的に分析した成果をまとめたものである。