[BOOKデータベースより]
独自の文化が花開いた琉球王国。首里城跡や今帰仁城跡、建物跡や集落遺跡、祭祀遺構など、「グスク」が城として現役であった時代とその前史を、最新の発掘成果を踏まえて描く。信仰の場としてのグスク研究の重要性も提唱。
第一章 考古学からみた琉球史の概略
第二章 グスク時代の時期区分
第三章 発掘された今帰仁城跡
第四章 グスク土器と貿易陶磁の研究
第五章 出土銭貨の研究
第六章 グスク時代開始期の研究
第七章 建物跡と集落の研究
第八章 グスク時代社会の研究
第九章 グスク時代祭祀の基礎的研究
終章 グスク時代研究の可能性
中国や東南アジアとも関係を築きつつ、九州以北とは異なる歴史を歩み独自の文化が花開いた琉球王国。首里城跡や今帰仁城跡、建物跡や集落遺跡、土器や陶磁器などを用いて、王国誕生の手がかりとなる「グスク」が城として現役であった時代とその前史を、最新の発掘調査成果を踏まえて描き出す。さらに信仰の場としてのグスクを読み解く注目の書。