[BOOKデータベースより]
本書全体を通したテーマは、組織行動を学ぶことが個人の元気のもととなり、組織にエネルギーを与え、日本という国を元気にすることである。キーワードは「元気」であり、組織行動を通して、そのための知恵を獲得することである。組織行動が取り扱っているのは人の問題なので、その奥行きは相当に深いと思っている。取り上げたトピックが人事評価のように身近なことでも、よくよく考えを進めていくと、人間の本性にまで行き着く深さがあることに気づく。本書は純粋な研究書でも、実証研究や理論構築を志向したものでもない。読みながら自分の行動を内省し、周りの人の行動を注意深く観察し、考えを深める素材を本書から見つけてくれたら、とてもありがたいことだ。
なぜ組織行動を学ばなければならないのか―組織行動と経営学の間柄
1 組織のなかの個人(一人ひとりの違いを知る―パーソナリティを活かす視点;働く個人の初期値を見定める―人材採用の考え方;キャリアを建築のように美しくデザインする―個人と組織と社会のためのメタデザイン)
2 組織のなかの人間心理(モチベーションの迷宮への招待―仕事に打ち込む元気の素を探る;職場のウェルビーイング―賢き者は幸いであるか、組織を愛する者は救われるか;組織に欠かせない感情とストレスのメンテナンス―ポジティブとネガティブへの向き合い方)
3 成果と評価の問題(仕事の成果をどう捉えるか―デリバラブル発想のすすめ;人事評価の目のつけ所―評価は涙か、溜め息か;自己認識のための他者視点―評価とフィードバックは己を知る鏡なり)
4 組織のなかのグループに働きかける(マネジメントとリーダーシップは双子なのか―文化に根差したリーダーシップを求めて;リーダーシップのリテラシーを高める視点―経験知を理論武装する;ヨコのつながりを活かす―マネジメント手法としてのチームワーク)
5 個を活かし、組織の力を高める(人を伸ばす組織の考え方―経験と対話か、学習のリセットか;組織に息吹を吹き込む―組織文化と組織開発;現実を変える知識創造のパワー―理論と実践の統合をめざして)
「組織行動(OB)」とは、経営学の必須科目の1つであり、人と組織に焦点を当てて企業の経営力を高める方法を考える学問である。本書では、人材採用、キャリアデザイン、モチベーション、ストレスマネジメント、人事評価、リーダーシップ、チームワーク、組織文化などの各トピックについて、それぞれ学問的な背景を押さえつつも、個々のビジネスマン、管理職、人事担当者、経営者といった人々が、それぞれの立場で日々の実践に役立てられるように書かれている。本書全体を通したテーマは、組織行動を学ぶことが個人の元気のもととなり、組織にエネルギーを与え、日本という国を元気にすることである。MBAの必須科目、組織行動論の定番テキストを20年ぶりに大幅改訂。
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