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[日販商品データベースより]
働き者の父が結核に倒れて入院し、一気に厳しい生活を余儀なくされた主人公の歩未(あゆみ)。彼女のほんのり淡い初恋と、父との思い出のチョコレートを食べたがる弟のヒロを想う姉の心、万引きという過ちを犯した時の母の態度や周りの大人の態度など、歩未の心に寄り添いながら、家族愛やほのかな初恋、友との関係、万引きに代表される、善悪の判断など、身近にあるたくさんの問題を、綺麗な日本語で、丁寧に読ませてくれます。
お金がないことの苦しさ、淋しさ、友情と恋ごころなど、それらを経験したお大人には、ポロリと切なく胸に迫り、これから経験するだろう子ども達には、そんな世界があることを。主人公の歩未に自分重ねながら、ともに成長を感じつつ読むことのできる、きをてらっていない、90代を迎えた著者の、渾身の正統派の児童文学です。
編集長 西野真由美
新刊モニターの感想
まだ小学生の主人公が、家族や友達との様々な問題や悩みに、葛藤しながらも相手を思いやり、助け合いながら、乗り越えて、成長していく姿にとても心を打たれました。
読んでいくうちに、私自身も幼少期の純粋な気持ちにタイムスリップしたかのような感覚になり、あっという間に物語に引き込まれていきました。物語の展開ごとに、ドキドキ、ハラハラしたり、やり切れない気持ちや、人の優しさに胸がいっぱいになったり、いろいろな感情にも出会いました。
読み終えた時には、ほっと一安心したと同時に、心が満たされるような清々しい気持ちになり、私も主人公の歩未ちゃんが思ったように、時には自分自身の弱さと向き合い、自分を乗り越える努力をして前向きに生きていこうと思いました。
そんな、そっと背中を押してくれた、この本に出会えてよかったです。
(伊藤菜々子 30代 女性)