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[BOOKデータベースより]
わが国における「東洋史学の現在」(とりわけ中国近現代史研究)は、全くもって逼塞していると言わざるをえない。統一学会もなく論争もなく、それぞれの研究者が非肝要な領域に関心を移して勝手に研究している状況である。何が時代共通の学問的研究課題であるか、真剣な議論も論争もない。だから静かではある。しかしこれでよいのか。漂流しつつある東洋史の現在を俯瞰する諸論考を収め、この逼塞状況へ警鐘を鳴らす。
第一章 「支那事変」期の中国ペンと日本ペン、国際ペン―日本ペン倶楽部は如何にして作られ、消えたか―
[日販商品データベースより]第二章 明清史研究の軌跡(「郷紳論」・「地域社会論」)について―吉尾寛「地域社会をめぐる「視点」から「論」への展開」(『歴史評論』二〇二〇年一月)に触発された私的回顧―
第三章 或る「東洋史」の流れ―一橋大学(東京商大)の「東洋史」、経済・歴史研究との関連で―
第四章 異形の近代歴史像―「英雄史観」の復活―岡本隆司『李鴻章』『袁世凱』『曾国藩』(岩波新書)三部作を評す―
第五章 緒方康・神戸大学教授への書簡―同氏「書籍紹介―佐藤公彦編訳 汲古書院『胡適 政治・学問論集』」(『中国研究月報』二〇二三年一二月号掲載)への返答―(付)加藤陽子氏(東京大学教授)の同拙著への書評文(『毎日新聞』)
第六章 なぜ、わたしたちは「憂慮」するか―尖閣列島をめぐる日中紛争を憂慮する中国史研究者の声について―
わが国における「東洋史学の現在」(とりわけ中国近現代史研究)は、全くもって逼塞していると言わざるをえない。統一学会もなく論争もなく、それぞれの研究者が非肝要な領域に関心を移して勝手に研究している状況である。何が時代共通の学問的研究課題であるか、真剣な議論も論争もない。だから静かではある。しかしこれでよいのか。漂流しつつある東洋史の現在を俯瞰する諸論考を収め、この逼塞状況へ警鐘を鳴らす。